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不要不急のマスク2
不要不急をテーマとしたマスク。
自分でもいくつかサンプルを作りました。
ネットで口元が見える透明マスクの型紙をダウンロードして
土台にして造花を植え込んで、着けるとアルチンボルドの絵みたいなイメージです。



2017年にギャラリーカメリアで発表した作品のモチーフで使った造花がアトリエ
にごっそり残っていたので使ってさらに追加も増やしてマスクへリノベーション。

いろいろできました。楽しい。。




オンライン授業に携わって自覚したことがあります。
研究者や学者ではない自分が出来うる講義はワークショップが前提のものである。
ということ。
自分が今年手がけた講義は言ってみれば長丁場のワークショップだったし、
これでもおそらくそうであったのだろうと。ZOOM講評を終えて痛感しました。
今まで自覚がなかっただけでしょうけど、、
我ながら少しショックでもありますが、そこは前向きに捉えたいと思います。
もっと何か出来るかもしれないですし。今後に課題ができました。
不要不急のマスク1
今年はご存知のように、大学の仕事がオンラインに切り替わりました。
あまりに怒涛の日々でしたが、収穫もありましたので記録しておこうと思います。

私の担当は講義枠です。
学生さんの通信環境に配慮すべく基本はオンデマンドの資料を毎週ごとに配布して
自習していく形です。
大学から基本指定されたオンデマンドの資料は、 パワーポイントに音声をつけてスライドショーを作成する。
という形式でした。こうやって書いていると簡単なのですが、
音声を付ける。というのがなかなかうまく出来なくて
録音して再生に耐える話が採れずに日々悪戦苦闘の連続。気づいたら前期が終わっていたくらい。
声優さんやアナウンサーや声の仕事の方々は凄いです!

双方向の授業も後半から許可されて、大学の大人数ZOOMが使えるようになり
3回ほどオンライン双方向授業を試みました。
最初はダダ・シュルレアリスムの回に行ったフロッタージュのワークショップ。
この時初めて画面越しに学生さんたちと対面して
なかなか楽しかったです。
教材の動画も作りました。 フロッタージュしてみよう
また授業のフォローというか主に連絡ですが、授業twitterアカウントを作り
鍵のない学生さんのアカウントは極力フォローして彼らの気持ちも覗かせてもらったり。
今までにない経験でしたね。学生さんからも協力的な人が出てきてフォローしてもらって
なんとか終了できたと思います。ありがたい。

枠としては講義なのですがここ数年は課題に制作を取り入れています。
最初は恐る恐る始めましたが、どうやら文科省が推奨するアクティブラーニングとも
合致するようで教務の方からも喜ばれているのが解り、のびのびやらせていただいてます。

今回は今年のキーワードとも言える「不要不急」をテーマにしたマスクをお題にしました。
役に立たないマスクです。
2回目のZOOMではマスク作りの説明会というかヒントのようなものや
過去の課題フロッタージュ作品なども紹介して制作意欲を鼓舞して、
あとは私としては何が出てくるか待つだけ。

出題は以下の通り

::::::::::::::::::::::::::::::::::::

課題1:『不要不急マスク』
不要不急の意味を自分なりに解釈して、場合によっては役に立たないマスクを作り、
装着した自撮り(撮ってもらっても可)画像を提出する。

マスクは紙や布やその他の素材を工夫して使用してコラージュして作る。
デザインは自由。マスクのようでありながらマスクの機能から逸脱しているもの。
顔出しが嫌な人は顔全体を覆うデザインを考える。


2020年は全世界で多くの人々がマスクをつける光景が広がりました。
ウィルス感染拡大防止の観点から医療従事者やソーシャルワーカーの方々はもちろん、
実は私たちにもそれぞれのマスクに救われた・誰かを感染させずに済んだ場面があったと思います。
このコロナ禍(または渦)により、マスクは私たちの身体の一部となり欠かせないものとなりました。

一時は入手が難しくなったマスクですが、現在は市中で気軽に手に入る状況に回復しています。
そこで「不要不急」のマスクを考えて自作して自分で着けてみましょう。
素材やサイズやデザインは自由ですが、DADAとシュルレアリスムの回で説明したコラージュの技法を
参照してみても面白いと思います。(立体のコラージュ)
提出の際、顔出しが嫌な人は顔全体を覆うデザインを考えましょう。
また衛生面には充分注意して取り組んでください。
役に立たなくて構いません!独創的な表現や解釈お待ちしています。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::

結果かなり面白い試みが集まりました。
自撮りすることは自画像を作るような意味もあり、
撮り方を工夫することでパフォーマンスとして演じる要素もあり、
過酷な量の課題提出をこなしながら、頑張ってくれた方が多く心を打たれる想いでした。
内容的にも生物を扱う農学部ならではの(美大生には出来ないであろう)表現も目立ち、
この経験が彼らの今後に生かされることを願うばかりです。

3回目のZOOMはつい数日前、学生さんからのリクエストがあり課題の講評会を行いました。

不要不急をテーマにしたマスク。
参考資料として、面白い画像をネットから採取したり、友人のコイケジュンコさん
面白いマスク作品を作っていたので、資料協力いただきまして、
コイケ作品に影響されたものがたくさんありました。
ありがとうございました!!

コイケジュンコ「ダダ漏れマスク」↓


2に続く。。
喫茶《ぜんぶわすれる》室礼

喫茶《ぜんぶわすれる》は感染症に気をつけて距離を保つために
1回につき最大3名までとさせていただく少人数の開催となりました。
距離を取りながらのお茶席もそれはそれで温かく思え、
お茶はやっぱり人と人を密に結びつけてくれるメディウムだな。
と改めて確認できる時間となりました。


一の席:室礼・お茶担当 斎藤ちさと
二の席:室礼・お茶担当 原田直子 タイポグラフィ:バンドウジロウ

JUGEMテーマ:日本茶

喫茶《ぜんぶわすれる》お茶の記録


2週末にかけて開催した喫茶《ぜんぶわすれる》無事に終了しました。
2週目は土日とも満席となり、私たちとしてもまさかの事でとてもありがたかったです。

今回用意したお茶は以下の通りです。

まず一の席のお茶。
4種類のお茶をご用意しています中から一つお選びいただきました。

・玉露、日陰で栄養を与えられて大切に育てられた葉には旨味成分のグルタミン酸が豊富に含まれています。
「玉の露」という呼び名の通り、茶葉にぬるま湯を回しかけて抽出した露をいただきます。
茶葉にはポリフェノールも豊富に含まれていてますので、茶殻も美味しくいただけます。
お茶を飲む。というよりは、不思議な経験を積む。という趣です。
今回は福岡県八女産の玉露。うおがし銘茶「本玉露・八女」です。

・煎茶、玉露と同じく福岡県八女で作られた育った良質な茶葉で作られた煎茶をご用意しています。
甘味、旨味、渋味、苦味と重層的で幅の広い複雑な味わいをお楽しみいただけます。
うおがし銘茶「茶の実倶楽部・金印」です。

・紅茶、宇治で育った在来種の茶葉で作った紅茶をご用意しています。
在来種とは品種改良される前のプリミティブなお茶の樹のこと。
紅茶は発酵させて作りますが、在来種を発酵させるのはなかなか難しいと聞きました。
独特のオリエンタルな香りが魅力の和紅茶です。
うおがし銘茶「日本茶紅茶・宇治」(限定品、入手不可)

・ほうじ茶、静岡県島田市の茶葉で作られたスモーキーな香りと軽い味わいが魅力のほうじ茶。
ほうじ茶はカフェインが少なく胃腸に優しく働きかけるので、夏バテで胃腸が弱った方にオススメです。
ご用意したのは、うおがし銘茶「はいから」

一の席は私が4年半ほどお世話になっている築地の日本茶専門店うおがし銘茶のお茶です。
仕事する中でこれ!といういうお茶をストックしておいたものです。
この中から一つお選びいただきました。
元気な方にはまずは玉露を体験いただきたい。
ということで玉露を推したせいもあり玉露をオーダーされる方が多かったです。

添え菓子は太宰府藤丸さんの野菜煎餅(蓮根)でした。


二席目は抹茶。
茶道教授である原田直子さんの立礼のデモンストレーションを見ながらお菓子を召し上がって
いただいて、抹茶を楽しんでいただきました。
抹茶は玉露、煎茶と同じ福岡県八女市産。直子さんの先生のお好みのお茶やさん星野製茶園さんの「不白の白」
お菓子は太宰府藤丸さんの清香殿でした。

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