斎藤ちさとのウェブログ CHISATO SAITO weblog

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役に立たない

ここ何年か公私に渡って、美術とお茶に関わっています。
世の中が実学指向、実益重視ともうしますか、
何かにつけ効能を謳って集客するわけです。

禅がマインドフルネスとなったみたく、人生も仕事もうまくいくように
なるしいいことだらけだよ!(笑)とご利益を解く。

美術で言えば、「アートの力」でみんな繋がって地域もおきるしサイコー!
お茶習い始めてから女子力あがって人生がうまく行きだしました!
自己啓発を目的にアートや茶道を使う感じ?

全部が全部間違いでもないし、別に悪いことでもないのですが、
そもそも明治時代から茶の湯は「茶道」としてお見合い必須のアイテムだったわけですし。
しかしそれでも「効能」を先に謳われてしまうとかなり窮屈だな。
と思う場面にたびたび遭遇します。
茶の湯も美術(アート)も本来遊興や学問であって(学問は究極の遊興ですね)
役に立とうが立つまいが関係ない。という態度です。
むしろ立たないことに本気出すって清々しい。くらいのもの。

役に立った。というのは個々の資質やそれまでの背景にもよるでしょうし、
あくまで副産物だよね?
と思うのは観客にではなく、主に発信する側に対してなのですが。

役に立つか立たないか解らないものに心血を注いでしまうのが、
人間の面白さだし、そこには自由がある。と思うものですから。


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