斎藤ちさとのウェブログ CHISATO SAITO weblog

ウェブサイト http://geppei.com/06_saito/cs_index.html
いけばなBlog http://contemporaryart.geppei.com/
インスタ https://www.instagram.com/saitobandochisato/
<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 春の | main | 展覧会のお知らせ「アートと暮らす」 >>
中村先生の訃報



中学高校でお世話になった美術の中村拓代先生の訃報が届きました。

中村先生から、中3に上がる時に「あなた絵描いてみない?」と声をかけられて、
テニス部から美術部に移ったのが今の私に至っています。


それなのに先生は進路を決める時に
「芸大や美大には行くな!」

「勉強して慶応大学とか上智大学に行って、職が定まったら好きな絵を描くのよ」

私ただでさえ下手なんだから勉強したいです!と言うと
「あんたも先輩のスミヨシさんみたいに良い大学に行きなさい。絵なんてあんたが上手くなったら面白くないでしょ。
あんたは良い絵は描けるけど上手い絵は描けないよ」
「芸術は習えないよ」
等々ボロクソ…。10代でしたからね。反対されるとかえってね。
振り切って、結果的に私は先生の大学の後輩となりました。

今では先生の言ったことは半分くらいは正しかったかもと思っています(笑)。

割と何でも言い合える関係でしたし、私に関する先生の言葉は大概本当のことだったなぁと…。
(でもね確かに「芸術は習えない」ですが勉強は必要でしたよー。)

先生に言われたことで一番印象深く元気が出たのは
「アンタの良いところはね。性格悪いところよ。あんたがいい子になったら面白くないでしょ。
おしまいなのよ」
この言葉のおかげで今までの人生、何度救われてきたことか(笑)。

先生は現代美術に良い気持ちをお持ちでなく、私は小生意気で「良い生徒」ではなかったなぁと思います。

 そんなこんなで暫く連絡が途絶えてしまったのですが、
3年前に府中市美術館の展示に来て下さいました。
三田村光土里さんやmamoruさんや私などの作品を面白がってくださったのを、あの中村先生が!
と嬉しく、
ひさしぶりにお話できたのが最後になりました。



画像のマリア像は学校から全校生徒に配られた小さなブロンズ。
先生が原型を作られたことを美術部先輩である「スミヨシさん」
アートプロデューサーの住吉智恵さんの投稿で知りました。


 中村先生 ありがとうございました。

Trackback URL
http://cs-diary.geppei.com/trackback/1421801
TRACKBACK