試作や思索やただのさえずり

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岡倉天心とヴィヴェカーナンダ
*画像は豊海埠頭

「岡倉天心と大川周明」(山川出版社)を読んでいます。
天心は17歳で東京大学を卒業して、文部省に出仕します。
近代国家にふさわしい「殖産興業」としての芸術を政府主導で育成するミッション
を与えられて東京美術学校は立ち上がったのだそうです。

その後、トラブル重なり東京美術学校を罷免され、
日本美術院を立ち上げるわけですが、
1901年から翌年に9ヶ月に渡り、インドに調査旅行しています。

このインドでスワミ・ヴィヴェカーナンダの思想とタゴールの詩に出会ったことが
彼の思想的転機であった。

とあります。
ヴィヴェカーナンダはラーマクリシュナの思想を欧米に広め、
宗教を超えた「普遍宗教」を唱えた人。(志半ばで夭折)
私が人類史上最も尊敬する人物の一人です。
そのヴィヴェカーナンダの思想を岡倉天心が汲んでいたとは知らなかったので
驚きました
実現はしなかったけど、ヴィヴェーカナンダとタゴールを日本に招いて
「東洋宗教大会」ということまで構想していたらしい。
近代社会や芸術が宗教色を排除して発展してきたことと、全く逆で興味深い
ことです。

近代に何があって、戦争の20世紀と戦後の経済信仰につながったのか。
原子力発電の事故。
そして、今後未来に私たちが何を残せるのか。
考え続けていきたいと思います。


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