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喫茶《ぜんぶわすれる》室礼

喫茶《ぜんぶわすれる》は感染症に気をつけて距離を保つために
1回につき最大3名までとさせていただく少人数の開催となりました。
距離を取りながらのお茶席もそれはそれで温かく思え、
お茶はやっぱり人と人を密に結びつけてくれるメディウムだな。
と改めて確認できる時間となりました。


一の席:室礼・お茶担当 斎藤ちさと
二の席:室礼・お茶担当 原田直子 タイポグラフィ:バンドウジロウ

JUGEMテーマ:日本茶

喫茶《ぜんぶわすれる》お茶の記録


2週末にかけて開催した喫茶《ぜんぶわすれる》無事に終了しました。
2週目は土日とも満席となり、私たちとしてもまさかの事でとてもありがたかったです。

今回用意したお茶は以下の通りです。

まず一の席のお茶。
4種類のお茶をご用意しています中から一つお選びいただきました。

・玉露、日陰で栄養を与えられて大切に育てられた葉には旨味成分のグルタミン酸が豊富に含まれています。
「玉の露」という呼び名の通り、茶葉にぬるま湯を回しかけて抽出した露をいただきます。
茶葉にはポリフェノールも豊富に含まれていてますので、茶殻も美味しくいただけます。
お茶を飲む。というよりは、不思議な経験を積む。という趣です。
今回は福岡県八女産の玉露。うおがし銘茶「本玉露・八女」です。

・煎茶、玉露と同じく福岡県八女で作られた育った良質な茶葉で作られた煎茶をご用意しています。
甘味、旨味、渋味、苦味と重層的で幅の広い複雑な味わいをお楽しみいただけます。
うおがし銘茶「茶の実倶楽部・金印」です。

・紅茶、宇治で育った在来種の茶葉で作った紅茶をご用意しています。
在来種とは品種改良される前のプリミティブなお茶の樹のこと。
紅茶は発酵させて作りますが、在来種を発酵させるのはなかなか難しいと聞きました。
独特のオリエンタルな香りが魅力の和紅茶です。
うおがし銘茶「日本茶紅茶・宇治」(限定品、入手不可)

・ほうじ茶、静岡県島田市の茶葉で作られたスモーキーな香りと軽い味わいが魅力のほうじ茶。
ほうじ茶はカフェインが少なく胃腸に優しく働きかけるので、夏バテで胃腸が弱った方にオススメです。
ご用意したのは、うおがし銘茶「はいから」

一の席は私が4年半ほどお世話になっている築地の日本茶専門店うおがし銘茶のお茶です。
仕事する中でこれ!といういうお茶をストックしておいたものです。
この中から一つお選びいただきました。
元気な方にはまずは玉露を体験いただきたい。
ということで玉露を推したせいもあり玉露をオーダーされる方が多かったです。

添え菓子は太宰府藤丸さんの野菜煎餅(蓮根)でした。


二席目は抹茶。
茶道教授である原田直子さんの立礼のデモンストレーションを見ながらお菓子を召し上がって
いただいて、抹茶を楽しんでいただきました。
抹茶は玉露、煎茶と同じ福岡県八女市産。直子さんの先生のお好みのお茶やさん星野製茶園さんの「不白の白」
お菓子は太宰府藤丸さんの清香殿でした。

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喫茶《ぜんぶわすれる》のお知らせ

喫茶"ぜんぶわすれる" 斎藤ちさと×原田直子

いつもお世話になりましてありがとうございます。
この度ギャラリーカメリアにて、斎藤ちさと・原田直子が喫茶イベントを開催いたします。
予約制で2種類のお茶を静かな空間でお楽しみいただくイベントです。
ご用意するお茶は玉露・煎茶・焙じ茶、日本茶紅茶、抹茶。
1の席の担当は斎藤。玉露・煎茶・焙じ茶、紅茶の中から一つ選んでいただきます。
2の席では原田が抹茶をご用意いたします。どちらにも小さなお菓子がつきます。
一つの会につき2,3名(最大4名まで)とさせていただきまして、完全入れ替え制です。

会場:ギャラリーカメリア
https://www.gallerycamellia.jp
日時:2020年9月5日(土)、6(日)、12(土)、13(日)各回約40分程度。
参加費:お茶・お菓子代として1000円頂戴いたします
タイムスケジュール 5日(土)、6(日)、12(土)、13(日)各日
12:00-
13:30-
➂ 15:00-
➃ 16:30-
18:00-
連絡:naoko.harada2011@gmail.com(原田)

タイムスケジュールからご希望の日時をお選びいただき、メールにてお申込みください。
予約の方が優先となりますが、空きがあればふらりと寄っていただいてもお飲みいただけます。
室礼(展示)とお茶は一の席では斎藤が担当、二の席では原田が担当いたします。
二の席にはバンドウジロウによる禅語が室礼として展示予定です。

お点前・お作法はありませんのでお気軽にご参加ください。

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"喫茶 ぜんぶわすれる" に寄せて

『我仏 隣の宝 聟舅 天下の軍 人の善悪』

山上宗二記より 連歌師・牡丹花肖柏の狂歌で 茶席に於いて相応しくないとされる会話です
また茶禅一味といわれ 禅に縁の深い茶道 ことばにして伝えるということは いつも至難ですが
禅では 執着を手放し "いま" この瞬間を受けとめることを大切にします

"ぜんぶわすれる"

現実からの逃避ではなくて
いま このほんのひととき お茶をのむことに心と五感を寄せて ゆっくり過ごすことで
すがすがしくあらたな気持ちで 日々と向き合えるのではないかと考えています

語り尽くしたいことはたくさんありますが 世間話や説明的なことばはさておき
まずは一服のお茶を味わいませんか

茶人 原田直子

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"喫茶 ぜんぶわすれる" に寄せて

人と人が距離を持つことを肯定的にとらえられる場
「ソーシャルディスタンスに配慮した」お茶会は成立するでしょうか。

お茶会といえば、茶道ならば小さなお座敷で親密にお菓子をいただいて、
同じお茶碗で回し飲みをしたりします。
いわゆる「密」というのにストレートに該当します。
お茶は人と人を密にさせる性格のメディウムであるし、「お茶を飲む」は「(酒を)飲みに行く」
と同義で「おしゃべり=腹を割って話す」ことの置き換えでもあって、
そこが「お茶を飲む」醍醐味だったはず。
それらを一旦捨てなくてはならない状況になっています。
そんな渦中でもお茶を飲みたくて仕方がない私たちからのお願いは一つ、
お茶を飲んでいる間はお茶に集中して日々の雑多なことは全部忘れてください。
ということ。

おつきあい頂けましたら幸いです。

美術家・食品衛生責任者 斎藤ちさと