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「ソーシャルディスタンスに配慮した」お茶会は可能だろうか?


「またお茶会出来る世界が早く戻りますように!」
最近、お茶友達とやりとりした後の挨拶にこんな言葉が交わされるようになりました。
こんなことになろうとは1年、いや半年前にも予想もしなかった世界を今私たちは生きていて
、しかもそれは想像以上に長い期間になりそうなのです。

この事態が来るだいぶ前からギャラリーカメリアの原田直子さんとお茶イベントを
計画していました。
2月には食品衛生責任者の資格を取り、意見交換を重ね粛々と準備を進めて、
今はどのような形ならば実現可能か協議を重ねているところです。

お茶会といえば、茶道ならば小さな座敷で親密にお菓子をいただいて、
同じお茶碗で回し飲みをしたりします。
いわゆる「密」というのにストレートに該当します。
また私が仕事で携わってきたようなお茶イベントも複数名でテーブルを囲んだり「密」の状態になり易い。
お茶は人と人を密にさせる性格のメディウムであるし、
「お茶を飲む」は「(酒を)飲みに行く」と同義で
おしゃべりする、腹を割って話すことの置き換えでもあって、
それが「お茶を飲む」醍醐味だったはず。
それらを捨てなくてはならない状況に今なっています。

では、「ソーシャルディスタンスに配慮した」お茶会は可能だろうか?と考えて可能性を探っています。
つまり人と人が距離を持つことを肯定的に捉えられる場。ということ。

2メートルのテーブルの端に座って2人。ビニールで仕切れば3人、ギリギリ4人行けるかな。
会話は静かに発声するか筆談、または喋らない。
淡々としたアイコンタクトを対話の核としてお茶を味わう。静かな時間を共有する。
というのがルール。

茶道ではない「お茶を飲みましょう」は「おしゃべりしましょう」を意味する言葉だったのが、
本当に言葉通り「お茶を味わう」「静かな時間を過ごす」に変更可能なのかどうか、と考えます。
その時間を供にするのは静かな時間が苦痛でない相手で、
同席する人同士の信頼関係が最低限必要になります。
そこは茶道のお茶会にヒントがありそうですが。 静かな新しいコミュニケーションが開ければ良いな。

紅茶以外の日本茶(抹茶、玉露、煎茶、ほうじ茶)にはエピガロカテキンガレートといって
ウィルスの働きを抑制する成分があります。
そのカテキン成分はcovid-19にも効果を表すと何人かの医師がレポートを書いています。
ウィルス本体から出ているモケモケの部分をカテキンが覆って、ウィルスの働きを無効化
するらしいから、最近はその場面をイメージしながらお茶を飲むようになりました。
茶カテキンが今後人類の味方となってくれるのを願うばかりです。



釜炒り茶作り(2)



工場の茶葉で作ったお茶が良い感じだったのに気を良くして、
実家の茶の樹の葉も詰んで炒って見ました。。
葉が少し育ちすぎな感もありましたが、まぁやってみましょうと。
量もそれほど採れないせいか、火の入りが早く、炒って揉んでも数回で
形が崩れ、焦げる気配になってきたので火を止めました。



やはり(1)に比べるとあっさり、そして火が強く入ったせいか水色も茶色がかって
ほうじ茶の趣でもありました。
なかなか思い通りに作るのは難しいけど、これはこれで面白いかな。
釜炒り茶作り(1)



先日、職場の研修で静岡工場見学に行って茶摘みもしてまいりました。
顔見知りのスタッフの方が管理している無農薬無肥料で栽培する茶畑の茶葉。
久しぶりにお茶自作しました。
プロから分けていただいた茶葉で作るお茶、贅沢!
一昨年、実家の木の葉で作って以来です。
煎茶の場合、茶葉を発酵させないのでとにかく摘み取ってきたらすぐに蒸して発酵を止めなければ
なりません。
が、私が作るのは釜炒り茶(ウーロン茶に近い)ですので一晩くらいザルに置いて萎凋しても良いかもね。
ということで一晩置いてから炒りました。
朝起きたら、茶葉がザルの上で甘い香りを放っていて幸せな気持ちに。


炒って揉んでを繰り返すこと一時間強。
生葉がお茶の香りに変わってきて火を止めました。


会社に持って行って試飲しました! 綺麗な黄色金色出来て嬉しい!
For all people loving Japanese tea ,sencha.



How to make delicious sencha

1) Put 1teaspoon(5g) of tea leaves into the teapot.

2) Pour first hot water (at 80~90 degrees) from the pitcher into the teapot.
(to extract the most authentic flavor from the leaves)

3) Gently pour the tea at 2 or 3 times.

4) Take the teapot handle by your left hand, softly tap on the back side of
the teapot by your right hand, for making empty space around the strainer.

It’s OK, to move the tea leaves away from the strainer.

5) Add second hot water at empty space.

6) More gently pour the tea a little 2 or 3 times.

7) Have a nice tea time!!!!!!!!!!!


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

煎茶:Leaves from the first crops that are steamed and dried.

抹茶:Powderd tea made from young leaves,used in the traditional tea ceremony.

番茶: Hard leaves and stems from late in the tea picking season that are
steamed and dried.

ほうじ茶: Tea made with roasted sencha and bancha.

玄米茶: Sencha mixed with rice popcorn.

釜炒り茶: Pan fired tea. This tea has manufactured in the district KYUSHU
since Muromachi period (about 500 years before).
読み解く


家の常備茶葉を並べて見ました。左から
抹茶/釜炒り茶/紅茶/煎茶/ほうじ茶
温度の目安は
80/95/100/85/100
といったところですが、あくまで目安で
甘みや柔らかさ、旨味を加えたいなら若干下げ、苦味またはすっきりさせるなら熱めに。
茶葉の状態を見ながら調整していきます。

熟練の茶師の方々は同じ銘柄のお茶であっても、季節や年度の特徴や焙煎の具合で淹れ方を変え、
その茶葉に合ったベスト〜ベターな煎れ方を模索しているのを何度か目撃しました。
当初、同じお茶でなんでこれほど煎れ方を神経質に変えるかな???なんで??
と不思議に思っていましたが、その時その時の茶葉の状態を読んで
お湯の量や温度を調整しているのだと段々と理解してきました。

お茶はもともとお茶の樹からむしり取った葉で生き物です。
天候や肥料や育てられ方で毎年状態が変わります。
茶師は葉を見て焙煎をコントロールしています。
茶葉には茶師の作意が働いているのです。
なのでお茶を淹れる時、お湯の量と温度で、茶師が込めた意図を読み込むように心がけます。
場合によっては、茶葉のポテンシャルを最大限に引き出すことで、茶師の意図すら超えた
味を出現させたいという野心すら持っていますから(笑)。

以前若手の茶師さんが「このお茶は僕の作品」と嬉しそうに言っていました。
その時内心びっくりして以来考えていたのですが、
最近ようやく腑に落ちました。作意が添付されているのだもの。すっきり。
ただしその作意は非常にささやかなので、気をつけないと見落とすようなもの。
だから茶師の意図を読み解きたい。と思いつつ。日々お茶を淹れています。
そう思っていると、凄く面白いですよ!
茶師との関係が、まるで作曲と演奏者の関係のようでもありますし、とても楽しい!。

また淹れる時使う脳みその部位は恐らく、絵を描いたりする部分と同じ。
これについてはもう少し研究します!!
Tea Plantation


茶畑と工場見学



先日、茶職場の研修で静岡島田と牧ノ原の工場に行ってきました。
今年は暖冬の後、2~3月にかけての冷え込みで出かかった新芽が留って
茶葉の生育が遅れているようですが、その分ゆっくり成長して旨味が備わったとのことで
新茶なのに味わい深いお茶が飲める珍しい年になるそうです!何と!


煎茶用の茶葉は1年分を新茶の時期に摘み取って、「荒茶」という状態にして寝かせつつ
時期時期で焙煎して使っていきます。
上の画像は荒茶になるまでの行程、蒸して揉んで乾かしをくりかえします。







たくさんの行程やスタッフの手を経て生の葉が美味しいお茶へと変貌するのですが
この作り方を最初に考案した人は本当に凄いな。


会社の畑で無農薬無肥料で育てている新芽たち。
この新芽を摘み取ったものでお茶を作ります。まさに「若い芽を摘む」という行為でして人間の業を感じました。
大切に飲まなくては。。。

*番茶やほうじ茶は新芽を摘み取った数ヶ月後、再び生えてきた芽を摘み取って作ります。

 お茶は茶の樹が人間に生命力を分けてくれているのを飲んでいるのですね。
茶葉を炒る


実家に自生する茶の樹の新芽を摘んで、釜炒り茶を作りました。
参考にしたサイトは以下。
自家製釜炒り茶:http://www.geocities.jp/yamapon65/tisantisyou_kamairitya.html
フライパンで作る釜炒り茶:http://www.cam.hi-ho.ne.jp/nagi/suki-tukuru-kamairicha.html



驚いたのはフライパンいっぱいくらいの量の茶葉が炒ってもむうちに
小さな茶缶に1/3くらいの量になってしまったこと。。
私たちが普段飲んでいるお茶はいったいどのくらいの葉を消費してしまうのだろうと。
軽くショックを受けました。
ザバザバ飲んでるお茶は、樹の大量の生命やエネルギーをわけて貰っていることを改めて認識した次第です。

昨日、職場のKさん(師匠)に話してみたところ生葉からお茶にする行程で
1/5くらいのかさになるそうで。。
これからいっそう大切に飲みたいと思います。