斎藤ちさとのウェブログ CHISATO SAITO weblog
嗜好品としての『茶』を巡るあれこれからびじゅつを眺めてみる。

ウェブサイト http://geppei.com/06_saito/cs_index.html
いけばなBlog http://contemporaryart.geppei.com/
びじゅつの欠片 https://www.instagram.com/saitobandochisato/
<< June 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
2013年度の講義終了
 

先週で2013年度の東京農業大学厚木キャンパスの講義終了しました。
ここ数年でいろいろ思うところあり、今年から改革を試み始めています。

もちろんメインはあくまで古今東西の美術史の講義ですが、ワークショップ的な要素を
加えていけないか。
と考えているのです。
今年は恒例のフロッタージュの他に、贋作と真作を見分けるクイズを行ったり
テキスト(エッセイ的なもの)を書いてもらったりしました。

どちらが好きですか?雪舟「慧可断臂図」 、レオナルド・ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」
・あなたは「雨」をどのような存在だと捉えていますか?
・リベラル・アーツと自由について。

2番目の「雨」について。
前期は梅雨の季節と被りますし、農学生が「雨」をどのように捉えているか
興味がありました。
結構学科によって捉え方はいろいろで面白かったのですが、
その中から(500人くらい)8つの文を選んで私がビジュアルをつける。
という試みを行いました。

講義の中でソフィ・カルの作品を紹介したのですが、カルの「盲目の人々」を
下敷きにしたものです。

カルは顔写真がありますが、学生同士は顔見知りなのでここは必要ないだろうという
判断でカットして、
ガチにビジュアルと言葉を額にいれてます。
いやらしい話ですが、これは大学から経費が出るものでなく私の持ち出しになるので、
予算はプリントと額代で一万円で収めています。


最終日、教室の空いたスペースを利用して展示しました。


明日は試験課題にしたフロッタージュを回収します。
昨年の感じでいうと、結構面白い作品があるのですね。
楽しみ楽しみ。
初心に帰る。の行
(農大講義の話題続きです)

好奇心旺盛な彼らは授業終了後にやってきて質問やら雑談していくのですが
(これが楽しい)、時々オッとなる質問が来ます。

先週、先々週は

・仏教はギリシア文明の影響を受けて仏像を作り始めた。わけですがそのことについて、

「本来偶像崇拝を禁止していたのに、どの段階で像を拝むことを解禁して
その真の目的は何だったのでしょう?」

・昨日も投稿したレオナルドの「岩窟の聖母」について

「岩場や洞窟に生えないはずの植物が描かれているのは、おかしくないですか?」

など早速来ました。
仏像は布教という観点から解禁せざるを得なかったのでは。
などと答え
レオナルドの時代の絵は状況を再現するではなく、
象徴を伝えるための方便として描かれた。
というようなことを話しましたが、結構ヒヤっとします。

私たちは最初からそういうものだというのを前提にしていて
そこに疑問を持ったこともなければ、考えたこともなかった!というものが多く
改めてとても本質的で、初心に帰らざるをえないし
そこを考えないと溝が埋まらないのだな。と気づかされます。

一昨年の学生さんで今でも思い出すと、うーっとなるのが
マイケル・ハイザーのダブルネガティブについて。
砂漠の岩場を削って人工の谷を出現させた壮大なランド・アートの作品ですが
、この作品に関して授業終了後一人の学生さんから

「この辺りの砂漠の土中にはいろいろな動物や生物が住んでいるのですが
土壌を削った時にそれらの生き物に対する配慮はされたのでしょうか?」
ときました。
(1970年代だし、環境問題が今ほど意識に上がってなかった時期だし
そんな配慮は。。。あるわけねー。だいたい文明って環境破壊の連続だし)
とは思いましたが、確証が持てないことを詫びつつ曖昧に返してしまいました。
これに関しては未だ確認がとれていなくて引き続き気にしていきたいと思っています。
それにしても、この質問は実に21世紀的な近代批判。


そんな感じなので、全然手も気も抜けない
私にとって荒行のようなお仕事です。

 JUGEMテーマ:アート・デザイン
本当にわかりやすいのか
 

農大、学期始めに自己紹介的なアンケートをとるのですが、
今年は雪舟「慧可断臂図」 、レオナルド・ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」
ー東西で時代をほぼ同じくする名品2作、双方岩窟を背景にしていますが、
どちらが好きですか?
プチ鑑賞文を書いてもらって、連休の初盤丸まる2日かかって全部読みました。
字面や文体やスペースの使い方からおぼろげに彼ら一人一人のキャラクターが
浮かんできます。場合によっては住んでいる部屋の感じまで。

全体としては「岩窟の聖母」がやや優勢
「岩窟の聖母」を選んだ人たちの理由の多くに(えっ??)となってしまうことが
見受けられ考えてしまいました

大雑把にまとめると
・雪舟の絵は説明を受けないと何をしているか解らないけど
レオナルドの方は、母がいて子がいて天使がいる。何が描いてあるか解るので
好感が持てる」

というもの。
イラストレイテッドされてわかりやすいものは安心だと。
対して何をしている場面なのか説明されないと良くわからない雪舟は苦手だと。
または解説されても理解出来ないと。

多分これは彼らの能力がどうこうの問題ではなく、
一般的な感覚なのでしょう。

レオ様の作品は本当は解りやすくなんかないんだけど。。。
それはひとまず置いておいて。

どんな人生であれ、一寸先のことはわからない。
というのは生きる基本。その解らなさの落としどころとして
人間は芸術を発明したのですだよ。

雪舟を選んだ人「レオナルドみたいな絵は、自分からすると写真でいいんじゃね?
って思います。雪舟の描き方は抽象画みたいだし、自分が想像できる部分が残されていて
楽しい」という意見もありました。
いいね!

これから夏まで何を言葉にして語って何を語らないべきか。
改めて考えているところです。

JUGEMテーマ:アート・デザイン
プチ実習
農大の授業もあっという間に折り返し地点です。
今日は半期を通して一番楽しいプログラム。
授業の1/3を使ってプチ実習を行ってきました。

そもそも一般教養の講義の授業なのですが、学生さんから「実習(実技)をやりたい」
という声を時々いただきます。
私が制作者だからかもしれません。
実技なら私が一度に面倒を見れる人数は10人が限界ですが、この人数、、。


でもせっかくもらったリクエストだし、何か出来ないか?
と思いついたのがフロッタージュ。(擦り出し)
シュルレアリスムの技法の説明に組み込みました。
各自落ち葉と、鉛筆または色鉛筆を持ってきてもらいます。
ダダとシュルレアリスムの作品の説明を一通りした後に、
葉っぱの葉脈を丁寧に擦り出していきます。


紙は白紙


とうっすら丹沢の山の見える果樹園(大学の)をプリントしたものを用意しました。

学生さんが作業している間は、とてもピースフルな時間が流れていました。
基本的に身体張って仕事する人たちですから、実技は向いているのですね。
紙と鉛筆。くらいのシンプルな材料で、
今後他にも何か出来ることはないか考えています。
ミニマム美術史:近代〜現代リスト
本日は、ミニマム美術史講座の後編でした。
予期せぬ機材トラブルもありましたが、用務の方と図書館スタッフの吉田さんの機転で午後
から復活して、何とか終了することができました。
今回の講座では
仕事は一人ではできない。
ということを痛感した次第です。
聴講くださった方も暖かく待ってくださって本当に有り難かったです。
関わってくださった方全員に感謝御礼申し上げます。

以下本日のリストです。
今日は近代と現代の美術をテーマにお話させていただきました。
時間の関係もあって、近代は「抽象絵画とダダ」現代は「インスタレーション」
に重きを置きました。
本当は近代でも、エドワード・ホッパーなど具象画で素晴らしい作品もたくさん
あるのですが、それはまた次回の機会がありましたら、、、。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

近代

印象主義(印象派)*絵画にしか出来ない表現方法を!                              
01:マネ/「草上の昼食」(オルセー美術館)1863年 油彩
02:ホイッスラー/「ノクターン:青と金色」(テートギャラリー/ロンドン)1872年 油彩
03:モネ/「印象、日の出」(マルモッタン美術館/パリ)1873年 油彩
04:モネ/「サン・ラザール駅」(オルセー美術館)1877年 油彩
05:モネ/「ジヴェルニーの積みわら、夕日」(埼玉県立近代美術館)1888年 油彩
06:モネ/「積みわら、雪の効果」(シカゴ美術館)1890〜1991年 油彩
07:モネ/「睡蓮」(デンヴァー美術館)1904〜1905年 油彩
08:モネ/「睡蓮の池」(ポーラ美術館/神奈川)1899年 油彩 歌川広重「名所江戸百景より亀戸天神境内」1856年頃
09:スーラ/「グランド・ジャッド島の日曜日の午後」(シカゴ美術館)1884〜1886年 油彩
10:スーラ/「クルーブヴォワの橋」(コートールド研究所)1886年 油彩
11:シニャック/「コリウール風景」(メトロポリタン美術館)1887年 油彩
12:ゴッホ/「タンギー爺さんの肖像」(ロダン美術館/パリ)1887〜1888年 油彩
13:ゴッホ/「種まく人」(クレラ=ミューラー美術館/オッテルロー)1888年 油彩
14:ゴッホ/「夜のカフェテラス」(クレラ=ミューラー美術館)1888年 油彩
15:ゴッホ/「ひまわり」(安田火災東郷青児美術館/東京)1889年 油彩
16:ゴッホ/「糸杉のある道」(クレラ=ミューラー美術館)1890年 油彩
17:セザンヌ/「パレットを持つ自画像」(ピューレコレクション/チューリッヒ)1885〜1887 油彩
18:セザンヌ/「果物鉢とコップとリンゴ」(個人蔵)1880年 油彩
19:セザンヌ/「りんごとオレンジ」(オルセー美術館)1899年 油彩
20:セザンヌ/「ガルダンヌ近くのサン・ヴィクトワール山」(ナショナルギャラリー/ワシントン)1885〜1886年油彩
21:セザンヌ/「松の木のあるサン・ヴィクトワール山」(コートールド美術研究所/ロンドン)1883〜1885年 油彩
22:セザンヌ/「サント・ヴィクトワール山」(フィラデルフィア美術館)1904〜1906年 油彩


表現主義 *色の解放*固有色や再現性に縛られず,自由な色彩表現を獲得した。          

23:マティス/「緑のすじのある女」(国立美術館/コペンハーゲン)1905年 油彩
24:マティス/「開かれた窓」(ジョン・ヘイ・ホイットニー夫人蔵)1905年 油彩
25:マティス/「ダンス鵺」(エルミタージュ美術館)1909〜10年 油彩
26:マティス/「長椅子の二人の女」(オランジェリー美術館)1920年 油彩
27:マティス/「桃色の裸婦」(ボルティモア美術館)1935年 油彩
28:マティス/「大きな赤い室内」(ポンピドゥ・センター)1948年 油彩
29:マティス/「王の悲しみ」(ポンピドゥ・センター)1952年 切り紙

キュビズム<立体主義> *形の解放*形や空間を細かい面に分割し再構成する方法を打ち出した。

30:ピカソ/「アヴィニョンの娘たち」(ニューヨーク近代美術館)1907年 油彩
31:ピカソ/「オルタ・デ・エプロの工場」(エルミタージュ美術館)1909年 油彩
32:ブラック/「レスタックの家(ベルン美術館)1908年 油彩
33:ブラック/「ピアノとマンドーラ」1910年 油彩
34:ブラック/「小円卓」(フォルクヴァング美術館/ドイツ)1912年 油彩
35:ブラック/「ギター」(ニューヨーク近代美術館)1913-1914年 水彩、木炭、鉛筆、紙のコラージュ
36:レジェ/「階段」(チューリッヒ美術館) 1913年 油彩
37:レジェ/「都会」(フィラデルフィア美術館)1919年 油彩
38:レジェ/「3人の女、または大きな食事」(ニューヨーク近代美術館)1921年 油彩
39:クプカ/「ノクターン」(ウィーン近代美術館)1910-11年
40:クプカ/「垂直の面鶚」(国立美術館/プラハ)1912-13年 油彩
41:クプカ/「灰色と銀色の展開」 1919年 油彩
42:クプカ/「めしべとおしべの物語」(国立美術館/プラハ)1919-20年 油彩



抽象絵画 *対象から肉眼で表面に見える現象だけではなく、造形表現の本質を抽出する試み    

43:クレー/「木立のあるリズミカルな風景の中のラクダ」(ノルトライン=ヴェストファーレン美術館/独) 1920年 油彩
44:クレー/「本通りとわき道」(ヴァルラフ=リヒャルツ美術館/ケルン)1929年 油彩
45:クレー/「パルナッソスにて」(ベルン美術館)1932年 油彩
46:クレー/「ナイルの伝説」(ベルン美術館)1937年 パステル
47:カンディンスキー/「即興20」(トレチャコフ美術館)1911年 油彩
48:カンディンスキー/「コンポジション鷄」(トレチャコフ美術館)1913年 油彩
49:バウハウス校舎1932年頃 (1919年ドイツのワイマールに開校1933年ナチスにより閉鎖)
50:マレーヴィチ/「降雪後の村の朝」(グッケンハイム美術館)1912〜13年 油彩
51:マレーヴィチ/「黒い十字架」(ポンピドゥ・センター)1915年 油彩
52:マレーヴィチ/「0.10-最後の未来派」展示風景(ドラヴィチナ夫人美術サロン/ペトログラード)1915年
53:マレーヴィチ/「シュプレマティズム」(川村記念美術館/千葉)1916年頃 油彩
54:マレーヴィチ/「シュプレマティズム(白の上の黄色い四角形)」(アムステルダム市立美術館)1917〜18年 油彩
55:マレーヴィチ/「シュプレマティズム(至高主義)のコンポジション」(ニューヨーク近代美術館)1918年 油彩
56:マレーヴィチ/「赤い騎兵隊」(ロシア美術館)1932年 油彩
57:ピエト・モンドリアン/「青・黄と白のコンポジション」(バーゼル美術館)1936年 油彩
58:モンドリアン/「陽光の下の風景」(ハーグ市立美術館)1908年 油彩
59:モンドリアン/「赤い木」(ハーグ市立美術館)1908年 油彩
60:モンドリアン/「灰色の木」(ハーグ市立美術館)1912年 油彩
61:モンドリアン/「花咲くりんごの木」(ハーグ市立美術館)1912年 油彩
62:モンドリアン/「作品鵺(楕円形のコンポジション)」(アムステルダム市立美術館)1914年 油彩
63:モンドリアン/「コンポジション1916」(グッケンハイム美術館)1916年 油彩
64:モンドリアン/「黄・赤・青と黒のコンポジション」(ハーグ市立美術館)1921年 油彩
65:モンドリアン/「青のコンポジション」(フィラデルフィア美術館)1926年 油彩
66:モンドリアン/「灰色と赤のコンポジション」(シカゴ美術研究所)1935年 油彩
67:モンドリアン/「ブロードウェイ・ブギウギ」(ニューヨーク近代美術館)1942〜43年 油彩
68:モンドリアン/ニューヨークのアトリエ 1943年頃


抽象表現主義 *第二次大戦以降アートシーンの主役がヨーロッパからアメリカへ   

69:ゴーキー/「肝臓は雄鶏のとさか」(オルブライト=ノックス美術館)1944年 油彩
70:デ・クーニング/「女鵯」(ニューヨーク近代美術館)192×147cm
71:ロスコ/「赤の上のオーカーと赤」(フィリップスコレクション/ワシントン)1954年 油彩
72:フランツ・クライン/「無題」(ノルトライン・ウェストファーレン美術館)1957年 油彩
73:クリフォード・スティル/「1949-H」(オルブライト・ノックス美術館)1949年 油彩
74:ロバート・マザウェル/「スペイン共和国への哀歌No.34」(オルブライト・ノックス美術館)
75:バーネット・ニューマン/「ワンメント鵯」(ニューヨーク近代美術館)1948年 油彩
76:ジョセフ・アルバース/「正方形への讃歌・出現」(グッケンハイム美術館)1959年 油彩
77:モーリス・ルイス/「アルファ・パイ」(メトロポリタン美術館)1960年 アクリル
78:ジャクソン・ポロック制作風景
79:ポロック/「五尋の海の底」(ニューヨーク近代美術館)1947年 油彩、釘、鋲、ボタン、マッチ、櫛の歯、
                               タバコの吸い殻など
80:ポロック/「黒、白、黄、赤の上の銀」(ポンピドゥ・センター)1948年 エナメル
81:ポロック/「ラヴェンダーの霧:ナンバー1,1950」(ナショナルギャラリー/ワシントン)1950年 
      油彩、エナメル、アルミニウムペイント



ダダ*精神の自由を求めて、伝統的な社会や芸術に反抗                   

82:アルプ/「ダダのレリーフ」(Öffentiche Kunstsammlung Basel)1916年 木に彩色
83:アルプ/「偶然の法則に従って配置したコラージュ」(ニューヨーク近代美術館)1917年 コラージュ
84:ラウル・ハウスマン/「タトリンは自宅で暮らす」(ストックホルム近代美術館)1920年 コラージュ
85:ハウスマン/「人は天使、天国に住む」(ベルリーニッシュガレリー/ベルリン)1918年 写真 コラージュ
86:ハウスマン/「機械的頭部」(ポンピドゥ・センター)1919年 ボール紙、木、金属、皮
87:ジョン・ハートフィールド/「日当りの良い土地」(Akademie der Künste)1919年
88:ヨハネス・バーダー/「自宅における『キリスト14通の手紙』の著者」(ニューヨーク近代美術館)1920年
                                   フォトモンタージュ
89:ヨハネス・バーダー/「大プラスト・ディオ・ダダ・ドラマ」1920年後に破損 アッサンブラージュ
90:クルト・シュヴィッタース/「メルツ絵画29A 車輪のある絵」(Sprengel Museum/Hannover)1920年
91:シュヴィッタース/「労働者絵画」(ストックホルム近代美術館)1919年 木、のり付けした紙のコラージュ
92:シュヴィッタース/「iドローイング」(Sprengel Museum/Hannover)1920年 オフセット印刷
93:エルンスト/「中国のナイチンゲール」(Museé de Grenoble)1920年 フォトモンタージュ
94:デュシャン1963年
95:デュシャン/「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁,さえも(大ガラス)」(フィラデルフィア美術館)
        1915〜23年 2枚のガラス、油彩、ニス、鉛線、鉛箔、埃
96:デュシャン/「秘められた音に」(フィラデルフィア美術館)1916年
        レデイメイド(既製品):ボルト、真鍮板、麻ひも(ひものなかに正体不明の物体)
97:デュシャン/「泉」(フィラデルフィア美術館)1917/1964年 レデイメイド(既製品):便器
98:デュシャン/「50cc of Paris Air」(フィラデルフィア美術館)1919年
99:デュシャン/「L.H.O.O.Q」(フィラデルフィア美術館)1919年 レディメイド:複製画、鉛筆
100:マン・レイ/「ローズ・セラヴィに扮したマルセル・デュシャン」1920/21年 ゼラチン・シルヴァー・プリント
101:デュシャン+マン・レイ/「埃の培養」(ポンピドゥ・センター)1920年 ゼラチン・シルヴァー・プリント
102:マン・レイ/「イジドール・デュカスの謎」1920年
103:ピカビア/「マッチの女」(個人蔵)1924年 油彩、マッチ、ピン、硬貨



現代

ポップアート:大衆メディアの中に氾濫する、漫画、広告、商標などのイメージをそのまま取り入れた。
         

ネオ・ダダ*アメリカ版ダダ→ポップアートの先駆者
01:ジャスパー・ジョーンズ/「旗」(ニューヨーク近代美術館)1955年 蜜蝋、油彩、コラージュ
02:ジャスパー・ジョーンズ/「塗装されたブロンズ」(ルードヴィヒ美術館)1960年 ブロンズ 彩色
03:ロバート・ラウシェンバーグ/「シャルレーヌ」(アムステルダム市立美術館)1954年 油彩 コラージュ
04:ラウシェンバーグ/「ベッド」(ニューヨーク近代美術館)1955年 191.8*80*20cm
05:ラウシェンバーグ/「緑のシャツ」(ノートン・サイモン美術館/米)1965-67年 ネオン
06:ラウシェンバーグ/「モノグラム」(ストックホルム近代美術館)1955-59年 ミクストメディア 122*183*183cm
07:ロバート・ラウシェンバーグ/「柿」(個人蔵)1964年 油彩、シルクスクリーン

アメリカ文化=平凡なるものを受け入れ、普通の人々の生き方を称える。
08:アンディ・ウォーホールのスタジオ「ファクトリー」1964年
09:ウォーホール/「大きなキャンベル・スープ缶(19燹法廖淵瓮縫襯灰譽ション)1962年アクリル
10:ウォーホール/「200個のキャンベル・スープ缶」(個人蔵)1962年 アクリル
11:ウォーホール/「緑色のコカ・コーラの瓶」(ホイットニー美術館)1962年 シルクスクリーン
12:ウォーホール/「エルビス鵯」(オンタリオ美術館/トロント)1964年 シルクスクリーン
13:ウォーホール/「マリリン」(広島市現代美術館)1967年 シルクスクリーン
14:ウォーホール/「ひとつより30の方がいい」(個人蔵)1963年 合成ポリマー、シルクスクリーン
15:ウォーホール/「ハインツの箱」「ブリロの箱」「キャンベルの箱」「デルモンテの箱」
             (ウォーホール美術館)1964年 木、シルクスクリーン、合成ポリマー
16:ウォーホールのファクトリー、「キャンベルの箱」が量産される様子
17:ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとウォーホール1966年
18:ウォーホール/ローリングストーンズ「スティッキー・フィンガーズ」のLPジャケット1971年
19:ロイ・リキテンスタイン/「ウァーム!」(テイトギャラリー/ロンドン)1963年 油彩、マグナ
20:リキテンスタイン/「た、たぶん」(ルードヴィヒ美術館/独)1965年 油彩
21:クレス・オルデンバーグ/「フロア・バーガー」1962年 帆布、発泡スチロール
22:オルデンバーグ/「袋からこぼれ落ちるフライド・ポテト」(ウォーカー・アートセンター)1965年
綿を詰めたキャンバス、膠、リキテックス
23:オルデンバーグ/「ソフト・トイレット」(ホイットニー美術館)1966年 ビニール、アクリル、木
24:エド・ルシェ/「ノイズ」(個人蔵)1963年 油彩


ミニマルアート:最小限のアート。工業化と抽象化の極致。                    

25:ソル・ルウィット/「開かれたモジュール構造の立方体」(オンタリオ美術館)1966年 彩色したアルミニウム
26:ロバート・モリス/「無題(鏡の立方体)」1965年 プレキシグラス製鏡、木4枚
27:ミケランジェロ・ピストレット/「無限の立方体」1965年 鏡、紐
28:ダン・フレイヴィン/「無題」(ウェーザーブルグ現代美術館)1966年 ピンクと黄色の蛍光灯
29:カール・アンドレ/「銅とマウネシウムの混合スクエア」1969年 銅とマグネシウムの金属板各50枚
30:ドナルド・ジャッド/「無題」(ノートン・サイモン美術館)1969年 金属、青いプレシキガラス
31:ジャッド/(ファーレ立川)
32:リチャード・セラ/「カードの家(不安定な状態)」1969年 鉛4枚
33:フレッド・サンドバッグ/「無題#7」(ゲッツコレクション)1968年 軟質鉄ロッド、赤色塗装
34:ロバート・ライマン/「ウィンザー6」(個人蔵)1965年 油彩
35:アグネス・マーティン/「ミルク・リヴァー」(ホイットニー美術館)1963年 油彩
36:ブリジット・ライリー/「流れ」(ニューヨーク近代美術館) 1964年 合成樹脂塗料
37:カーリン・ザンダー/「磨かれた鶏卵」1994-95年 鶏卵、彫刻台
38:モナ・ハトゥム/「ピン・カーペット」1995年 ステンレス製の針、カンヴァス、接着剤

コンセプチュアルアート: 直訳は「概念芸術」。                        
 美術作品の本質は絵画や彫刻など視覚の対象になる物体ではなく、人間の意識や思索またはアイディア=概念=言葉にある。という考え方から、言葉のみ、あるいは言語を中心に据えた表現が出現した。

39:ジョセフ・コスース/「一つの、そして三つの椅子」(ニューヨーク近代美術館)1965年 写真、椅子、テキスト
40:ジョセフ・コスース/「タイトルド、雨」(静岡県立美術館)1967年 ゼラチン・シルバープリント
41:ジョセフ・コスース/「自己定義/5色」 Five words in Five colors(千葉市美術館)1965年
42:ジョセフ・コスース/「見せること、教えること、知ること」JR京都駅の花園大学の広告 1997年
  <古い人も、『自己の外に真実のありかを求めるのは、みんな愚か者である』と言っている。
  君たちはその場その場で主人公となれば、おのれの在り場所はみな真実の場となり、いかなる外的条件も、
  その場を取り替えることは出来ぬ。たとえ、過去の煩悩の名残や、無限地獄におちるような罪があろうとも、
  おのずから解脱の大海となる。> 禅書の言葉より
43:ソフィ・カル/「盲目の人々」(個人蔵)1996年 写真、テキスト


ランドアート: ギャラリーや美術館を飛び出して、大自然を支持体に壮大な作品が作られた。      

44:ロバート・スミッソン/「螺旋形の突堤」1970年 岩、結晶塩、地球、全長約500m ユタ州グレートソルト湖
45:ロバート・モリス/「Observatory」1977年 Oostelijk Flevoland
46:ウォルター・デ・マリア/「稲妻が原」1977年 ステンレス製ポール ニューメキシコ州
47:ジェームス・タレル/「ローデン・クレーター」1977年- アリゾナ州
48:クリスト/「囲まれた島々」(フロリダ州マイアミ)1983年 ポリプロピレン布
49:クリスト/「梱包された帝国会議事堂」1971-95年 ベルリン
50:ヴィック・ムニーズ/「ピクチャーズ・オブ・アースワークより 靴下、鍵」2002年 写真


【パフォーマンス】:行為が作品になる。

51:イヴ・クライン/「人体測定パフォーマンス」1960年
52:イヴ・クライン/「人体測定プリント(ANT-66)」(いわき市立美術館)1960年 紙に顔料、合成樹脂
53:アラン・カプロー/「ストロベリージャムをなめる人々」(コーネル大学)1964年 ハプニング
54:ヨーゼフ・ボイス/「コヨーテ 私はアメリカが好き、アメリカは私が好き」1974年 
           N.Y.レネ・ブロック画廊でのパフォーマンス
55:ギルバート&ジョージ/「リヴィング・スカルプチャー・ウィズ・ヘッズ」1970年
56:ギルバート&ジョージ /「歌う彫刻」1991年ニューヨーク、ソナベント画廊での再演
57:田中敦子/「電気服」1956年 『第2回具体美術展にて』
58:村上三郎/「通過」1956年 『第2回具体美術展にて』
59:足で絵を描く白髪一雄 1956年 『第2回具体美術展にて』
60:白髪一雄/「作品鵺」(兵庫県立近代美術館)1958年
61:ネオダダイズム・オルガナイザーズ/「無題」銀座にて1960年
62:吉村益信/「殺打駄氏の応接室」1961年
63:篠原有司男/「ボクシングペインティング」1960年
64:赤瀬川原平/「千円札裁判」と「押収品目録」1966-67年


【インスタレーション】: Installationはインストール<設置する>が語源。
絵画や彫刻、平面や立体といったジャンルでは説明できない 空間全体をひとつの作品とするような表現方法。 
アイディアや思想、メッセージが託されたある空間自体がひとつの作品。
*インストールは、コンピュータに使われている言葉と同じ意味のものです。

65:マルセル・デュシャン/パリ国際シュルレアリスム展での展示より 1938年
            ニューヨーク国際シュルレアリスム展での展示より 1942年
66:アラン・カプロー/「ヤード」(フィーシュリコレクション)1961年
67:アンディ・ウォーホール/「シルヴァー・ピロー」1966年 ヘリウムガスをつめたマイラー
68:ウォーホール/「牛の壁紙」(ウォーホール美術館)1966年 シルクスクリーン
69:ヤニス・クネリス/「無題」1969年
70:ハンス・ハーケ/「草は育つ」1969年 土、種
71:ウォルター・デ・マリア/「ニューヨークの大地の部屋」1977年 
           355㎡の部屋に窓辺の高さまで54cm土を敷き詰める
72:ジュゼッペ・ペノーネ/「ジャガイモ」1977年 じゃがいも、ブロンズ
73:ジュゼッペ・ペノーネ/ 「四つの光景」1985年 植木鉢、木
74:ジュゼッペ・ペノーネ/「植物的表情をもつ四人のいる風景」1987年 ドクメンタ8会場での展示
75:ジュゼッペ・ペノーネ/「爪ー木の葉」1988年 ガラス、木の葉
76:リチャード・セラ/「傾いた弧」1981年 鉄鋼 マンハッタン、ジュビッツビル前広場
77:リチャード・セラ/「オルソン(カーブ)」1985-86年 鉄鋼
78:ウォルター・デ=マリア/「360℃ I Ching/64の彫刻」1981年
79:ジョナサン・ボロフスキー/「フレンドリー・ジャイアント(優しい巨人)」1984年 バブル・ラップ、モーター
80:ウォルフガング・ライプ キンポウゲの花粉を採取している
81:ウォルフガング・ライプ/「マツの花粉」1999年
82:ウォルフガング・ライプ/「5つの未踏峰」1984年 花粉
83:クリスチャン・ボルタンスキー/「聖遺物」1990年
84:ダニエル・ビュラン/「支配するものされるもの」1991年 ボルドー現代美術館での展示
85:バーバラ・クルーガー/(タイトル不明)ニューヨーク、メアリーブーン画廊でのインスタレーション 1991年
            「私たちは喜んであなたたちを毛嫌いします」というメッセージが書かれている。
86:フェリックス・ゴンザレス=トレス/「銃による死」1990年 コピー
87:フェリックス・ゴンザレス=トレス/「プラシーボ」1991年 キャンディ1200個
88:ロバート・ゴーパー/壁紙「森」シルクスクリーン、オブジェ「無題」木他 1991年
89:ジェフ・クーンズ/「子犬」1992年 生花、土、木、鉄
90:レイチェル・ホワイトリード/「無題(家)」1993年 石膏
91:ルネ・グリーン/「趣味の女神」1994年
92:ローズ・フィン=ケルシィ/「ジャスト・マイナス」1994年 銅管、冷却ガス
93:マーク・クイン /「種の変態学」1996年 ガラス、銀
94:アーニャ・ガラッチオ/(詳細データ不明)
95:スゥ・ドーホー/『床』PVCフィギュア、ガラス板、フェノリックシート1997-2000年
96:スゥ・ドーホー/「Reflectin」(東京都現代美術館)2004-05年 絹、ナイロン
97:クリスチャン・ホルスタッド/「人生は贈り物」2003年
98:レアンドロ・エルリッヒ/「スイミング・プール」(金沢21世紀美術館) 2004年 コンクリート、ガラス
99:ゲルダ・シュタイナー&ユルグ・レンツリンガー/「ブレインフォレスト」2004年
100:カーステン・ニコライ/「フェーズ」2007年 ビデオプロジェクション、ミスト・スプレー
101:マイケル・リン/「無題」2007年 キャンバスにアクリル、鉛筆
102:エルネスト・ネト/「息子を宿した生きる寺院、母体の情愛の重さ」2007年 ミクストメディア
103:石上純也/「四角いふうせん」2007年 アルミ、ヘリウムガス
104:オラファー・エリアソン/「四連のサンクッカー・ランプ」2006年 
              ステンレス・スチール、色変換フィルター、電球、ケーブル




ミニマム美術史:原始〜近世リスト
女子美アートセミナー初日が無事終了しました。
今日は原始〜近代の始まりまでを大急ぎでお話しました。
聴講生の方は大人の方ばかりで緊張緊張でしたが、
聞いてくださった方ありがとうございました!

以下本日使った作品リストです。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
午前
原始
01:「オーロックスと小鳥」ラスコー洞窟壁画(フランス、ドルドーニュ県) 旧石器時代
02:「オーロックスと馬の群れ」ラスコー洞窟壁画(フランス、ドルドーニュ県) 旧石器時代
03:「鹿」ラスコー洞窟壁画(フランス、ドルドーニュ県) 旧石器時代
04:ラスコー洞窟(フランス、ドルドーニュ県) 旧石器時代
05:「ヴィレンドルフのヴィーナス」(ウィーン自然史博物館) 旧石器時代 石灰石


古代

エジプトの美術*副葬品
06:「王妃メルエスアンク3世の墓(祭壇)」B.C.2550年頃
07:「センネフェルの墓壁画(センネフェル夫妻とセム神官)」 B.C.420年頃
08:「センネフェルの墓壁画」B.C.420年頃

ギリシア/ローマの美術*人間の美と理想を表現
09:「パルテノン神殿」 B.C.448
10:ミュロン/「円盤投げ(ローマンコピー)」原作B.C.450年頃 大理石
11:「アルテミシオンのゼウス」(アテネ考古博物館)B.C.450年頃 ブロンズ
12:「サモトラケのニケ」(ルーブル美術館)B.C.190年
13:「ミロのヴィーナス」(ルーブル美術館) B.C.100
14:「アフロディテ、パーンとエロス」(アテネ考古博物館)B.C.100年頃 大理石
15:アルカメネス/「ボルゲーゼのアレス(マルス像)」 A.D.430年
16:「ヘルメス」(オリンピュア考古学博物館) A.D.100 大理石
17:「釈迦牟尼仏陀座像」 ガンダーラ出土 (インド美術館/ベルリン)A.D.1-2世紀 片岩
18:「アウグストゥス立像」(ヴァティカーノ美術館)A.D.14-29年頃 大理石
19:「ディオニュソスの秘儀」(ポンペイ,秘儀荘,秘儀の間)B.C.70年頃 壁画
19:「ディオニュソスの秘儀(入信の達成)」(ポンペイ,秘儀荘,秘儀の間)B.C.70年頃 壁画
20:左:「イクシオンの間」(ポンペイ,ベッティの家)A.D.70年頃 壁面装飾
  右:「ペンテウスの間」(ポンペイ,ベッティの家)A.D.70年頃 壁面装飾
21:「庭園図(リウィアの別荘出土)」(ローマ国立博物館)B.C.20年頃 壁画
22:「パン屋の夫妻」(ナポリ考古博物館)A.D.60年頃ポンペイ、テレンティウス・ネオの家出土 壁画

中世

ビザンチン/ロマネスク/ゴシックの美術*教会の装飾、聖書の世界を目で理解する
23:「星空に輝く十字架とこれを拝する使徒たち」ガッラ・プラチディア聖堂(ラヴェンナ)420年 モザイク
24:サン・ヴィターレ聖堂(ラヴェンナ) 547年
25:サン・ミケーレ聖堂(ルッカ/イタリア) 12世紀
26:ケルン大聖堂(ドイツ) 1248年 ステンドグラス
27:シャルトル大聖堂 1210年 ステンドグラス
28:シャルトル大聖堂 1221年 ステンドグラス
29:    〃
30:パリ大聖堂 北バラ窓 1250年 ステンドグラス
31:サン・マルティーノの画家/「サン・マルティーノ祭壇画」 1265年 テンペラ画
32:チマブーエ/「荘厳の聖母」ウフィッツィ美術館(フィレンツェ/イタリア) 1290年 テンペラ画
33:ジョット/「聖フランチェスコ伝:小鳥への説教」フレスコ画
34:ジョット/「聖フランチェスコ伝:貧者にマントを与える聖フランチェスコ」フレスコ画
35:ジョット/「聖フランチェスコ伝:聖痕を受ける聖フランチェスコ」フランチェスコ聖堂(アッシジ)1296年



イコン(聖像)
36:「大天使を伴う聖母子」(グルジア)9世紀
37:「ウラジミールの聖母」(ロシア)11世紀

日本の中世◎飛鳥奈良/平安/鎌倉時代
38:「女子群像」(高松塚古墳/奈良) 7世紀後半 飛鳥奈良時代
39: 「観音像立像(百済観音)」(法隆寺) 7世紀中頃 木に彩色 飛鳥奈良時代
40: 「阿修羅立像」(興福寺/奈良) 734年 乾漆 飛鳥奈良時代
41:「弥勒菩薩像」(中宮寺/奈良) 7世紀後半 飛鳥奈良時代
42:「阿弥陀聖衆来迎図」(有志八幡講十八箇院)12世紀後半 平安時代
43:「仏涅槃図」(金剛峰寺/和歌山) 1086年 平安時代
44:「源氏物語絵巻」(徳川美術館) 12世紀前半 平安時代
45: 「鳥獣戯画絵巻」(高山寺) 12世紀後半  紙本に墨彩  平安時代
46:「阿弥陀二十五菩薩来迎図」(知恩院/京都)14世紀前半 鎌倉時代
47:「源頼朝像」(神護寺/京都)13世紀初 鎌倉時代
48:「明恵上人像」(高山寺/京都)13世紀前半 鎌倉時代
49:「那智滝図」(根津美術館/東京) 13世紀後半 鎌倉時代


近世1

ルネサンスの美術(イタリア)*人間性の再生、ギリシア文明を復活させ、キリスト教世界と共存する。              

50:ブルネッレスキ/サンタ・マリア・ディル・フィオーレ大聖堂 ドーム(フィレンツェ)1420〜1436年
51:ボッティチェリ/「ヴィーナス誕生」(ウフィッツィ美術館) 1483年 テンペラ画
52:ボッティチェリ/「春」(ウフィッツィ美術館)1445-1510年 テンペラ画
53:ピエロ・デラ・フランチェスカ/「キリストの鞭打ち」(国立マルク美術館/ウルビーノ)1453年 テンペラ画
54:ピエロ・デラ・フランチェスカ/「ウルビーノ公夫妻の肖像」(ウフィッツィ美術館)1474年 油彩
55:レオナルド・ダ・ヴィンチ/「受胎告知」(ウフィツィ美術館) 油彩
56:レオナルド・ダ・ヴィンチ/「岩窟の聖母」(ルーヴル美術館/パリ)1483年 油彩
57:レオナルド・ダ・ヴィンチ/「モナリザ」(ルーヴル美術館)1503年 油彩
58:レオナルド・ダ・ヴィンチ/「聖アンナと聖母子」(ルーヴル美術館)1512年 油彩
59:レオナルド・ダ・ヴィンチ/「マギの礼拝」(ウフィツィ美術館)1482年頃 油彩
60:ミケランジェロ/「ピエタ」(サン・ピエトロ大聖堂/ヴァチカン)1498年 大理石
61:ミケランジェロ/「ダヴィデ」(アカデミア美術館/フィレンツェ)1501年 大理石
62:ミケランジェロ/「瀕死の奴隷」(ルーヴル美術館)1513年頃 大理石
63:ミケランジェロ/ヴァティカーノ宮システィーナ礼拝堂 1508〜1512年 フレスコ画
64:ミケランジェロ/ヴァティカーノ宮システィーナ礼拝堂「最後の晩餐」1508〜1512年 フレスコ画      
65:ラファエロ/「サン・シストの聖母」(ドレスデン国立絵画館/ドイツ)1513年頃 油彩
66:ラファエロ/ヴァティカーノ宮署名の間 1509〜1510年 フレスコ画
67:ラファエロ/「アテネの学堂」ヴァティカーノ宮署名の間 1509〜1510年
68:ラファエロ/「小椅子の聖母」(ピッティ美術館/フィレンツェ)1514年 油彩
69:ラファエロ/「ヴェールの女」(ピッティ美術館)1516 油彩

北方ルネサンスの美術*ルネサンス+16世紀宗教改革により宗教画の衰退。風俗画 肖像画が盛んに       

70:ファン・アイク/「アルノルフィーニ夫妻の肖像」(ナショナルギャラリー/ロンドン)1434年 油彩
71:ファン・アイク/「宰相ロランの聖母」(ルーブル美術館)1434年 油彩
72:ファン・アイク/「画家の妻マルガレーテの肖像」 油彩
73:ボス/「愚者の舟」(ルーブル美術館)1485〜1505年 油彩
74:ボス/「干し草の車」(プラド美術館)1485〜1505年頃 油彩
75:ボス /「十字架を担うキリスト」(ゲント美術館/ベルギー) 油彩
76:ボス /「聖アントニウスの誘惑」(国立美術館/リスボン)1485〜1505年 油彩
77:デューラー/「自画像」(プラド美術館/マドリード)1498年 油彩
78:デューラー/「自画像」(アルテ・ピナコテーク)1500年 油彩
79:デューラー/「野うさぎ」(アルベルティーナ素描絵画館/ウィーン)1502年 水彩
80:デューラー/「メランコリア」1514年 銅版画

◎室町時代
81:雪舟/「慧可断臂図」(斉年寺)1496年 紙本着彩
82:雪舟/「秋冬山水図」(東京国立博物館)15世紀後半 墨
83:雪舟/「天橋立図」(京都国立博物館) 1501年頃 墨
84:雪村/「龍虎図」(クリーヴランド美術館) 16世紀後半 
85:雪村/「琴高・群仙」(京都国立博物館)紙本墨画

マニエリスム*ルネサンスの表現が爛熟して生まれた独特の表現。                  

86:ピーテル・ブリューゲル/「絞首台のカササギ」(ヘッセン州立美術館/ドイツ)1568年 油彩
87:ピーテル・ブリューゲル/「バベルの塔」(美術史美術館/ウィーン)1563年 油彩
88:アルチンンボルド/「ウェルトゥムヌスールドルフ2世」(Skoklostes Slott,Sweden)1590年
89:アルチンボルド/「四季―春」(ルーブル美術館) 1573年 油彩
90:アルチンボルド/「四季―夏」(ルーブル美術館) 1573年 油彩
91:アルチンボルド/「四季―秋」(ルーブル美術館) 1573年 油彩
92:アルチンボルド/「四季―冬」(ルーブル美術館) 1573年 油彩
93:アルチンボルド/「四大―土、水」(美術史美術館/ウィーン) 1570年 油彩
94:アルチンボルド/「司書」(Skoklostes Slott,Sweden) 1573年 油彩

◆ 安土桃山時代
95:「黒緋羅紗陣羽織」くろひらしゃじんばおり(仙台市博物館) 17世紀前半 
96:「栄螺形兜」さざえなりかぶと(東京国立博物館) 17世紀 
97:「泰西王侯騎馬図屏風」(サントリー美術館) 17世紀 
98:狩野永徳/「洛中洛外屏風図 左隻部分」(米沢市上杉博物館所蔵) 16世紀後半
99:狩野永徳/「唐獅子図屏風」(宮内庁三の丸尚蔵館) 16世紀後半 紙本金地着彩


午後
近世2
バロック*光と闇、科学とキリスト教など二つの異なる世界観を両立させ劇的な表現が生まれた時代。   

01:ラ・トゥール/「大工の聖ヨセフ」(ルーブル美術館)1640年 油彩
02:カラヴァッジォ/「聖マタイの召命」(サン・ルイジ・フランチェージ聖堂/ローマ)1602年頃 油彩
03:レンブラント/「夜警」(国立美術館/ムステルダム)1642年 油彩
04:レンブラント/「布地組合の見本鑑査官」(国立美術館/ムステルダム)1662年 油彩
05:レンブラント/「34歳の自画像」(ナショナルギャラリー/ロンドン)1640年 油彩
「自画像」(ケンウッドハウス/ロンドン)1665年 油彩
06:ベラスケス/「バッカスの勝利」(マドリード美術館)1628年 油彩
07:ベラスケス/「教皇インノケンティウス10世」(ドーリア・パンフィーリ美術館/ローマ)1650年 油彩
08:ベラスケス/「ラス・メニーナス(官女たち)」(プラド美術館)1656年 油彩
09:ベラスケス/「青衣のマルガリータ王女」(美術史美術館/ウィーン)1659年 油彩
10:プーサン/「詩人の霊感」(ルーブル美術館)1630年 油彩
11:プーサン/「アルカディアの牧人たち」(ルーブル美術館)1639年 油彩
12:プーサン/「キリストの洗礼」(ナショナルギャラリー/ワシントン)1642年 油彩
13:フセペ・デ・リベラ/「味覚」(ワッズワース・アテネウム/ハートフォード米国)1611〜1615年 油彩
14:ハルス/「陽気な酒飲み」(アムステルダム国立美術館)1628年 油彩
15:ハルス/「ジプシー娘」(ルーブル美術館)1628年 油彩
16:ムリーリョ/「蚤を取る少年」(ルーブル美術館)1645年 油彩
17:クラースゾーン・ヘーダ/「パイのある軽食のテーブル」(ドレスデン絵画館)1631年 油彩
18:ファン・デイク/「食卓」 1613年 油彩
19:ファン・デル・アスト/「卓上の貝殻」(ロッテルダム美術館)1632年 油彩
20:ライスダール/「ベントハイム城」(ナショナルギャラリー/ロンドン)1651年 油彩
21:フェルメール/「水差しを持つ女」(メトロポリタン美術館)1662-65年 油彩
22:フェルメール/「牛乳を注ぐ女」(国立美術館/アムステルダム)1660年 油彩
23:フェルメール/「デルフト眺望」(マウリッツハイス美術館/デン・ハーグ)1660年 油彩
24:フェルメール/「青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)」(マウリッツハイス美術館)1665年 油彩


ロココ*貴族趣味。生の歓びと快楽を追求した時代の表現                      

25:フォンテーヌ・ブロー城 会議の間 1751〜1753年
26:ランブイエ城 1735年
27:ヴィジェ=ルブラン/「ポリニャック公爵夫人」(ナショナルトラスト/英国)1783年
            「ガリア服を着た王妃マリー・アントワネット」1783年
28:ヴァトー/「シテール島の巡礼」(ルーブル美術館)1717年 油彩
29:ジャン=フランソワ・ド・トロワ/「愛の宣言」(シャルロッテンブルグ城/ベルリン)1731年 油彩
30:ブーシェ/「ウェヌスの凱旋」(ストックホルム美術館)1740年 油彩
31:ブーシェ/「ディアナの休息」(ルーブル美術館)1742年 油彩
32:フラゴナール/「水浴する女たち」(ルーブル美術館)1763年 油彩
33:シャルダン/「食前の祈り」(ルーブル美術館)1740年 油彩
34:シャルダン/「コマを回す少年」(ルーヴル美術館)1737年 油彩
35:シャルダン/「赤エイ」(ルーブル美術館)1726年 油彩


近代へ

新古典主義*フランス革命、市民社会へ一歩を踏み出す。再び古代ギリシア・ローマをお手本に。 

36:ダヴィッド/「サン・ベルナール峠を越えるボナパルト」(マルメゾン美術館/パリ)1801年 油彩
37:ダヴィッド/「皇帝ナポレオン1世と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」(ルーブル美術館)1805-07年 油彩
38:アングル/「ドヴォーセ夫人の肖像」(コンデ美術館/シャンテイィ)1807年 油彩
39:アングル/「ヴァルパンソンの浴女」(ルーブル美術館)1808年 油彩
40:アングル/「グランドオダリスク」(ルーブル美術館)1814年 油彩
41:アングル/「泉」(オルセー美術館/パリ)1856年 油彩
42:アングル/「トルコ風呂」(ルーブル美術館)1862年 油彩
43:ゴヤ/「アルバ公爵夫人」(米国ヒスパニック協会)1797年 油彩
44:ゴヤ/「裸のマハ」(プラド美術館)1978〜1805年 油彩
45:ゴヤ/「着衣のマハ」(プラド美術館)1978〜1805年 油彩
46:ゴヤ/「いかが(二人の老女)」(ソール美術館/フランス)1806〜1812年 油彩
47:ゴヤ/「巨人」(プラド美術館)1808〜1812年 油彩
48:ゴヤ/「1808年5月3日」(プラド美術館)1814年 油彩
49:ゴヤ/「我が子を食うサトゥルヌス」(プラド美術館)1820〜1824年 油彩

ロマン主義*型を重んじる新古典主義に対して、人間の個性や感動を表現しようとした。      

50:ドラクロワ/「ダンテの小舟」(ルーブル美術館)1822年 油彩
51:ドラクロワ/「墓地の孤児」(ルーブル美術館)1823年 油彩
52:ドラクロワ/「民衆を導く自由の女神」(ルーブル美術館)1830年 油彩
53:コンスタブル/「デダムの眺め」(ボストン美術館)1814〜1815年 油彩
54:コンスタブル/「干し草車」(ナショナルギャラリー/ロンドン)1821年 油彩
55:コンスタブル/「フラッドフォードの製粉所」(テートギャラリー/ロンドン)1817年 油彩
56:コンスタブル/「ハドレイ城」(エール大学英国美術センター)1829年 油彩
57:ターナー/「ヴェネツィア風景」(ナショナルギャラリー/ワシントン)1843年 油彩
58:ターナー/「雨、蒸気、スピード:グレートウェスタン鉄道」(ナショナルギャラリー/ロンドン)1844年 油彩


写実主義(レアリスム)*目にみえるままの現実を描こう                  

59:クールベ/「村のお嬢さんたち」(メトロポリタン美術館)1851年 油彩
60:クールベ/「麦をふるう女たち」(ナント美術館)1853〜1854年 油彩
61:クールベ/「出会い(こんにちはクールベさん)」(ファーブル美術館/モンペリエ)1854年 油彩
62:クールベ/「波」(オルセー美術館)1869年 油彩
63:コロー/「ティボリのヴィッラ・デステ庭園」(ルーブル美術館)1843年 油彩
64:コロー/「朝、ニンフの踊り」(オルセー美術館)1850年 油彩
65:コロー/「モルトフォンテーヌの想い出」(ルーブル美術館)1864年 油彩

66:ミレー/「種まく人」(ボストン美術館)1850年 油彩
67:ミレー/「落ち穂拾い(夏)」(山梨県立美術館)1853年 油彩
68:ミレー/「落ち穂拾い」(オルセー美術館)1857年 油彩
69:ミレー/「晩鐘」(オルセー美術館)1857〜1859年 油彩
70:ミレー/「星月夜」(エール大学英国美術センター)1865年 油彩
71:ミレー/「春」(オルセー美術館)1868〜1873年 油彩
72:ドーミエ/「洗濯女」(オルセー美術館)1863〜1864年 油彩
73:ドーミエ/「クリスパンとスカパン」(オルセー美術館)1863年頃 油彩
74:ドーミエ/「3等列車」(カナダ国立美術館/オタワ)1863〜1865年 油彩

☗江戸時代(1)
75:「二条城:二の丸御殿大広間」(京都) 1626年
76:「二条城:二の丸御殿白書院」(京都) 1626年
77:俵屋宗達/「風神雷神」(建仁寺)
78:俵屋宗達/「松島図屏風」 (ボストン美術館)17世紀 江戸時代
79:尾形光琳/「紅白梅図屏風」(MOA美術館) 18世紀前半 紙本着彩
80:曾我蕭白/「群仙図屏風 右隻部分」1764年 江戸時代
81:曾我瀟白/「石橋図」(メアリー・バークコレクション/米) 1779年江戸時代 紙本に墨彩
82:久隅守景/「夕顔棚納涼図屏風」(東京国立博物館) 17世紀
83:伊藤若冲/「鳥獣草花図屏風」(プライスコレクション/米)
84:伊藤若冲/「群鶏図」(宮内庁三の丸尚蔵館)1761年頃 江戸 絹本着色
85:丸山応挙/「棕櫚図」(香雪美術館/兵庫)1778年,「花鳥写生図鑑」(静岡県立美術館)1770-72年 紙本着色
86:丸山応挙/「龍門鯉魚図」りゅうもんりぎょず(大乗寺)1789年 絹本墨画淡彩
97:喜多川歌麿/「婦人相学十躰 浮気之相」(東京国立博物館) 18世紀後半 江戸時代
88:東洲斎写楽/「二世大谷鬼次の奴江戸兵衛」(東京国立博物館)1794年  江戸時代
89:葛飾北斎/「富嶽三十六景」(平木浮世絵財団)19世紀前半 江戸時代
90:葛飾北斎/「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(日本浮世絵博物館)1831-1833年 大判錦絵
91:葛飾北斎/「諸国滝廻り 下野黒髪山きりふりの滝/木曾路ノ阿弥陀ヶ滝」(日本浮世絵博物館)1883年大判錦絵
92:歌川広重/「名所江戸百景 亀戸梅屋舗/亀戸天神境内」(山口県立萩美術館)1856-58年 大判錦絵
93:歌川国芳/「金魚づくし百物語」(東京国立博物館) 1839-42年 中判錦絵


写真の出現 *絵画の流れに大きな影響を与える。                        
94:ニエプス/世界最初の写真 1827年
95:ダゲール/「Boulevard du Temple」1839年 ダゲレオタイプ
96:タルボット/「植物の葉」(東京都写真美術館)1844-46年 カロタイプ
97:タルボット/「積み藁」(東京都写真美術館)1844-46年 カロタイプ
98:タルボット/「いろいろなガラス器」(東京都写真美術館)1844-46年 カロタイプ
99:アドルフ・ブラウン/「マルメロとナナカマド」(東京都写真美術館)1854年頃 アルビューメン・プリント
100:ルイ・デコ・デュ・オーロン/「アジャンの風景、木と水の流れ」(東京都写真美術館) 1872年 エリオクロミィ
101:エドワード・マイブリッジ/「馬と人間」(東京都写真美術館)1878-79年頃 アルビューメン・プリント
102:エティエンヌ=ジュール・マレ/「ジャンプする男」(東京都写真美術館)1890年頃 ランタンスライド



出典:世界美術大全集(小学館)、日本美術史(美術出版社)、美術資料(秀学社)、その他展覧会カタログなど。


おまけ



女子美らしい喫煙所です。