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掃除

気泡シリーズは逆光で撮るので、埃や塵が映り込んでしまう
画像処理を開始する前の準備作業として
画面のゴミ取り作業が必須です。
フォトショップの修復ブラシツールやブラシツールで根気よく消したり描いたりで
それが全工程の大半を占めています。
これがなかなか手強いのです😇

まずは大まかに消してようやく本作業で調整していきます
冷静に考えると、真を写すのが写真であるならば
これだけ描き込むと写真とは言えないな
と葛藤しながらはや十数年
修正することで描き出せる「真」もあろうかと思いつつ励みます。
豊洲市場



気泡シリーズの撮影を3年ぶりに再開しました。
この間は入院やリハビリがあったり、動画作品を久々に展開させたり、
コロナ禍下で喫茶プロジェクトを始動させたり、オンライン授業に試行錯誤しました。
2018年に撮影しておいた築地市場も長らく放置状態でしたが、
昨年から今年にかけてプリントにこぎ着け、今月ようやく後編と言える豊洲に通い出したところです。
出来るだけ手を抜きたくない気持ちが年々強くなり、何でも時間かかってしまいます。
また、長年気泡シリーズを作るにあたって水槽の制作をお願いしていたアクリル屋さんが
会社を畳まれてしまったので、「気泡」は一旦これで一区切りのつもり。
そんなこんなで、良い作品作りたいな。と思いつつまずはローケーションハンティングへ。
気泡シリーズの野外撮影については時期が限定されていて、11月から3月の光で撮影を行います。
今月来月通って、オリンピック後になる年末に再び出かける予定です。

緊急事態宣言下の豊洲市場内を歩くと閑散としており、
最初に入った洋食屋のおじさんは一見の客の私にすら
「(コロナの感染拡大は)俺たち飲食店が悪者だってさー」
と惨状を嘆いていらして、非常に良くない状況です。
せめて来たら必ず食事したり買い物しようと思います。



また、場内に銀鱗文庫という魚に関する書籍を集めた図書室があってとても楽しいです。
上の画像のように市場の貴重な資料も展示されています。


また豊洲市場の対岸から撮影したいのですが、立ち入り禁止の無人のビル群があり、
その一帯は誰もいないのに電灯は煌々としていて警備員が配置されて固くガードされており、
異様な雰囲気なので、何だろうと調べたらこれがオリンピック村でした。
この状況での開催はどう考えても非現実的。
今後の被害を抑えるならば
オリンピックは一刻も早く中止の決断をすべきで、切り替えてコロナ対応に集中すべきと
この場所に立ってみると改めて思うことです。




台場エリアを歩いても立ち入り禁止区域だらけ
晴海・豊洲・台場を歩くと今の日本の異様さが改めてよく見えます。
ブログ名変更と2017年ミッション



2017年になりブログ名を今の活動に近づけて変更しました。

今年のto doリスト。
なんやかや忘れちゃわないように自分にプレッシャーをかけておきます〜。

1)現代の露地をテーマにしたジン(アートブック)の作品を完成させる。
2)2011年以降汚染された庭に咲く花を継続して撮る。
3)売茶翁の活動を下敷きとした茶席の試験運転(個展で)
4)生け花をモチーフとしたジン(アートブック)
5)水彩・ドローイング


藝術と茶の湯界隈をぐるぐると巡っていろんな人と円相が描けるといいなぁ。

山ニ居ル



中断していたアートブックの制作を再開します。
本来の計画ですとこの秋刊行!と考えていたのですが、
「びじゅつの欠片」の制作や春に撮影した気泡シリーズに
注力したため寝かせてました。
時間をおくと改めてアイディアが
どうでしょうか、使えるのかな?といったところですが、
せっかくなら良いものにしたいので、タイトル含め試行錯誤を。

こちらの本を巡るインスタレーションを来年企んでおります!
先日投稿した記事の「煩悩を飲む」
と重ねる予定です。 ヒントをもらいたくて売茶翁について調べ中。

びじゅつの欠片



来週から始まる「子育てと美術」展に参加する作品《びじゅつの欠片》の制作も大詰め。
この夏はInstagramに投稿した画像を版に起こしてひたすら刷っていました。
一枚の紙に裏表2作刷ってありまして48枚計96画像、それらを糸でつないで本のような体裁に。
あとは日付を書き込んで完成する予定
いよいよ来週お披露目です!

子育てと美術展のFBページ。
https://www.facebook.com/events/1075010832591997/

下の画像はテストプリント。

びじゅつの欠片


インスタグラムに投稿した画像をシルクスクリーンで試し刷りしました。
紙や枚数や綴じ方などまだ漠然としていますが、
9月の「子育てと美術」展に参加する作品はアーティストブックで
いくことに決定!
 
1/10
 

年末に参加する展覧会の空間1/10です。
左が写真で右が映像になる予定。
会期半ばで展示替えも計画されていていろいろ考え中。


JUGEMテーマ:アート・デザイン
初期のショット


この写真は泡を撮り始めた2008年の10月に撮影したものです。
背景にピンが合っていて、かつ泡が割とクッキリ
映っている貴重なショット。
これ以来2度とこういう写真は撮れていません。
強いて言えば、昨年アーティストファイルに出品したものに
近いカットがありますが、こちらが一番泡が玉になっています。
残念なのは、当時デジタル一眼レフを使い始めたばかりで、設定ミスで
jpegの一番軽いサイズで撮ってしまい、プリントは無理。。。

光は雨が上がった直後で雲の切れ間からうっすら日が差してきた状態。
この写真はwebで公開するのが精一杯ですが、
曇りの天候に薄日の光の時が、自分の写真は相性が良い。
とこの時学びました。

グレーの空。上等!!!!
空即是色


松戸アートラインにて滞在制作した530枚の水彩画はこのような動画に組んで上映しました。 
このプロジェクトを知ったのは、父の葬儀が終った直後。
これから何しようかな。。
と漠然としていたところ、近所の居酒屋で偶然チラシを見てアプライしたのです。
地域密着系アートプロジェクトやレジデンスは実は今まであまりご縁がなく、
強い興味もなかった。
しかし、テン年代に入り、自分の身の回りの環境の変化を強く感じる時期でもあり、
自分の足元を見つめ直すには良い機会になるじゃないか。と。
ともかく、守りに入らず今までやらなかったことをやってみることが重要なんじゃない。
というような。

 近代の美術というのは、産業化社会に写真が登場して絵画が純粋化=抽象化していった。
それはいわば般若心経で言うところの「色即是空」という捉え方に似ているのではないか
と考えています。 
今は社会が情報化してきて、「色即是空」の空にいきっぱなしでは済まなくなっていて、 「色即是空〜空即是色」を循環させることがキモなのでは。。 
などど考えて作った作品です。

 半年前を思い起こすと、アーティストファイル+M7でのダブル展示が終わり片付けなど
して、志村みづえさんと農大用にいけばなの授業を準備したりして、のんびりしていました。
父はその頃から痩せてきたのですが、まだゴルフに行ったりして普通に動いていて、
まさか あんな急ピッチで逝ってしまうとは思わなかったです。 
さすがの母も熱中症にかかり、弟は熊谷勤務。
「延命治療はしない」などのシリアスな局面でのやりとりは私も担うことになり、
夏はひたすら暑くてあっと言う間にすぎてしましました。 

秋口から、松戸アートラインに参加して、若い作家たちとお互い作品を通して交流できて、
ようやくリセットかかったなぁ。というところでしょうか。 
またツイッターで、本職の僧侶の方の友人や知人ができました!
彼らとの交流を通して学んだことからなにかできれば。。と気長にですが、考えています。

2010年は父以外にも親世代の親しい方が何人か亡くなって、自分が大人にならなくちゃ。 とひりひり感じた年。 
来年はどんな年になるか、まだ予測が立たないですが、 いつだって想定外のことだらけ
に対応しながら生きてきたのだから、 その都度考えて最善を探りたいと思っています。 
2011年も映像や写真やいけばなの研究と進めていきたい所存ですので、
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは良いお年をお迎えください!!

 斎藤ちさと

展示風景


松戸アートラインプロジェクトの展示風景。

最終的に530枚描いて、73秒の動画に表示しています。