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roses


来月末に神奈川県の大和市で開催の『ART×しゃべる』展覧会に参加します。
作品を前にして市民の方々がお互い自由に意見を交換し合うというワークショップが趣旨にあるもので、
女子美の洋画研究室とNPO ARDAさんの協働展覧会に卒業生として呼んでいただきました。
卒業生2名と在学中の学生さん11名の展覧会です。
先月末顔合わせで久しぶりに母校に顔を出して、学生さんたちの作品も拝見しました。
リハビリ始めたてということもあり、20前後の人たちの可能性に満ちたエネルギーに圧倒されつつ、
私のそのくらいの時ってどんなだったっけ?
思い立って19歳くらいの時によく聞いてた音楽をYOU TUBEに見つけました。
The STONE ROSESというイギリスのマンチェスター出身のバンドです。



私は10代(中高生時代)を居心地悪く鬱々と過ごしていたのが、美術予備校に通い出して
自分のに軸みたいなものが通った感じがしたのです。
現役で大学には行けず、一年浪人しましたが、それより高校から脱出できたのが嬉しくて。
そんな時に出会ったのが、The STONE ROSESでした。
ニューオーダーのピーター・フックがプロデュースしたインディーズの盤です。
彼らの音楽を聴いた時、音の粒が天からシャワーみたいに降ってきたように感じられ、
その音粒子たちを浴びた時、私の忌まわしい10代が終わる!と確信しました。
今思い出しても、反省は色々あるのですが、あの頃には2度と戻りたくないですね。。
段々と楽しくなってきましたし、今が一番面白い!

私の10代終盤というのはもう30年近く昔で、音楽はレコード盤からCDに移行する時期で、
最後に買ったレコードがこのバンドです。
彼らはアルバムを2枚だけ発表して解散したはずで、ギタリストに至っては画家に転身して
もう音楽はやらないとか言っているのを10年くらい前に見たのですっかり「今はなき」
と思っていたのですが、数年前に復活していました!
しかも演奏が若い頃より良くなっている。。
何だか嬉しくなっちゃいますよ。もう!

これは若い頃の彼ら
静かな地獄



Radioheadを見に2年ぶりにサマーソニックに行ってきました。
素晴らしかった。。

夜のスタジアムというロケーションも相まって、深海の底でうなるような
サウンドを浴びる時間を過ごしながら、
このバンドが放っている音は地獄のようなこの世界でで生きる人間の悲しさを
体現しているのだとふと思いました。
このバンドのメンバーがほぼ全員ハードなベジタリアンであることや
トム・ヨークがAtom for Peaceという日本人としてはザワザワするしかない名前のユニット
を作っていることなどを併せて考えると、
彼らの音楽は人間に対する絶望を表現の根底に持っているのだと改めて痛感しました。
それでいて静謐でどこか安らかな気持ちにさせられる。

自分がやるべきことについても改めて振り返ります。

美輪様の歌会
 

先週末、美輪明宏さんのロマンティック歌会に行って参りました。
美輪様を生で見るのは学生の時に学園祭に講演にいらして、その時以来。
実に20年ぶりでした。

美輪様は今年御年80歳になられるそうなのですが、
20分の休憩をはさみ、うち半分は「法話」の
みっちり2時間半のステージでした。
尋常じゃないですね。

前半はご自身の戦争体験をベースに今の政府が集団的自衛権や
秘密保護法など不穏な動きをしていることに対する懸念をお話され、
合間に明治大正昭和初期の唱歌〜ヨイトマケの唄など。
後半はガラッと変わって、隣人に対する愛があれば世界から争いをなくす
ことが出来る。というお話とシャンソンで人間の愛憎を聞かせていただきました。
もちろん愛の讃歌も。。

セットに金ラメやバラの花がふんだんに描かれ
何とも神々しいオーラが充満するステージでして、
音楽を聞きに行ったというより、お寺で仏像(それも秘仏の部類の)を
拝観した時に近い感触でした。

前半の終わりくらいから松戸の町外れのホールがこの世とは隔絶された空間となって、
美輪様がガンダーラあたりの仏像にしか見えなくなって、
三途の川渡ったらこんな感じの景色なのか??
と思ってしまうくらいの神々しさ。
終わって駅前に戻ってきた時の娑婆感がハンパなかったです。

思うのは、あの方は法然や親鸞や一遍上人がやってきたことを今の時代に
継いでいる。ということです。
最終的なメッセージが、愛や恋を謳いつつ、
その先の慈悲についてであったこと。をここに記します。

しかし、そこが難しいんですよね。
キリストやブッダも隣人を愛せとか赦せとか、
シンプルだけどなかなかできないよね!てなことをいうわけで
聖人とは無茶を言う人なんだろうな。とぼんやり考えました。
今はまさにその無茶ぶりが人類に必要になっているとは思ってます。

*当日の御髪は画像のようなゴールドでなく黒髪に、紫のドレスでおられました。
R.I.P Ian Curtis
 5/18はJOY DIVISIONイアン・カーティスの命日。
今年は没後33年なのですね。
私がJOY DIVISIONの名前を知ったのは、中学生の時。
残されたメンバーで続けたバンドNew OrderのBlue Mondayという曲を
通して知りました。
しかしJOY DIVISIONをじっくり聞いたのはここ数年のことです。
何ヶ月に一度か周期的に聞きたくなる不思議な音楽。


JOY DIVIOSIONを聞いてしまうと、自分が聞いて育ったの英国のロックはJOY DIVIOSION
に皆影響を受けているように聞こえてしまう。というか、、。
どうなのかな。
レディオ・ヘッドはJOY DIVISIONみたいなバンドをトムがやりたくて作ったバンド。
と読んだ記憶があります。
(また今回の記事には入れませんが、New Orderが見いだしたケミカルブラザーズや
ストーン・ローゼスもその系譜と言えるのかもしれません。)
幸いYOU TUBEにカバーがたくさん上がっているので纏めてみました。


まずはレディオ・ヘッド


スマパン

キュア

ビヨーク

U2


デイブ・ガーン(ディペッシュ・モード)

ピーター・マフィ

ナイン・インチ・ネイルズ


本家のライブ音源がYOU TUBEに上がっていました!
彼の身体は消えてしまったけど、声は聞くことができる。
ありがたい時代です。
バンドウ曰く

「イアン・カーティスのヴォーカルは、ありえない(声)。」

誰も真似出来ないのだと。



Death cab for cutie

昨年サマソニで何の予備知識もなく見たバンドです。

「ベースが超かっこいい♡」
と隣のバンドウに耳打ちしたところ
「ここのドラムは完璧だ素晴らしい」
と大絶賛。
とにかくリズム隊は鉄壁だと意見が一致したのですが、
改めてYOU TUBEでいろいろ見るといいバンドだなぁ。(今更

一晩寝たらすっかり興奮さめてしまうバンドもあるというのに、
半年以上ずっと引っかかる何かがあるのですね。
またライブが見たい!とこんなに時間が 経ってから改めて思えるバンドは久々。


Sigur Ros

 


先日のサマソニで見たシガーロスのライブが忘れられないのです。
軽い気持ちで臨んだライブでした(フェスだし)。が、
計算された音と映像のコンビネーションに加えヨンシーの声。
予想を遥かに上回るレベルで素晴らしかった。

ステージ上にはメンバー他にストリングスやホーンなどアディショナルミュージシャン
を入れて10人以上いたのに対して、出している音数の少なさにまず驚きました。

サウンドをギリギリまで削ぎ落して、
出すべき音だけを選び抜いて鳴らしているのがビリビリと伝わってくる緊張感に溢れたステージで、作り手として姿勢を正される思いでした。

同じステージで前の時間帯に見たDeath Cab For Cutieはドラム&ベースのリズム隊が素晴らしいバンドでしたがヴォーカルの音がリズムに対してがモコモコした音になっていて、バランスが変で違和感があったのですが、
シガーロスは完璧でした。
バンドウ曰く、恐らくエンジニアの問題なのだけど、こういうイベントはバンドによって
条件も違うし全てのバンドに良いバランスで対応するのは不可能。
シガーロスはエンジニアも専属の人たちを連れて来ていたのではないか。とのこと。
良い演奏をするのにスタッフの資質も大事なのですね。

ヨンシーのヴォーカルはCDより生の方が良かったです。(実はこう思えることは貴重)

ニューヨークの近代美術館で行われたライブ映像を見つけたのでリンクを貼ります。
こちらの音はそれほど良くないですが、美術館でシガーロス見れるって素敵だから。

Another Reason To Love Cyndi Lauper
少し前のニュースですが、シンディ・ローパーがブエノスアイレス空港で
フライトキャンセルで閉じ込められた時、唄って乗客の不満を緩和させたそうです。

 http://www.dlisted.com/node/41087

今回の震災でもいち早く募金。
そして 原発/放射能のあらゆる情報が飛び交うなか、
来日をキャンセルせず(そろそろツアーも終盤でしょうか)、
日本人を音楽で勇気つけたいと。。
背筋の伸びる行動を次々とやってくれるなぁ。

以前、このブログでもシンディ・ローパーめざします!
なんて書いてしまいました。
目標は高い方が良いですよね?

↓以前の記事


マドンナとシンディ・ローパー
昨日からの続きです。

面白いくらい対照的な二人。
マドンナは時代の一番美味しいところを、その都度拾い集めて作り上げていますが、
時代が変わると聞くに耐えない。
だからまた新しいスタッフを集めて。。いや文句ってわけでもないのです。
一つ一つはハンパなくクォリティ高いですし、所詮は全部虚構なのよ。
というところでしょうから。
ただ単に作品の寿命が短いのが、自分の目指している方向ではないと。
それだけのことです。

シンディは逆で、デビュー当時は奇抜なファッションで注目を集めていたけれど
彼女の曲は時間が経っても聞けますね。




そして、time after timeの最近のバージョンが更に素晴らしくなっている!!(涙 
彼女の声には人生が読み取れるような成熟がある。
しかも還暦目前にしてこの可愛らしさ!
 ワタクシ、今日からシンディ・ローパーを目指すことにいたしました。
 
アンセムたち(改題+加筆)
自分がむかし夢中になったあの曲この曲、映像で再会できるYOU TUBE。
いまでは自分の作品も投稿できちゃうYOU TUBE。 


 
ノイズが凄いので、GASTUNKのDEAD SONGは奇麗な音もリンク貼っておきます。

高校1,2年の時に、日比谷野音でインディーズのロックフェスを見ました。
1.大江慎也
2.ソドム
3.KENZI & THE TRIPIS
4.YBO2(←ホントは二乗の2。イボイボと呼んでました。
5.GASTUNK
というラインナップでした。どのバンドも今でも強烈に記憶に残っていますが、
GASTUNKの渾身のパフォーマンスは特に響いてくるものがありました。
「アンチ体制」が有効だった最後の時代だったのか?と今になって思います。
でもかっこいい。

以下、アンセムたち。


積極的に追っかけてないのもありますが、
ゼロ年代はこれ!という音楽が見つけられていなかった。
唯一これは。と思えたのはモグワイですが、「アンセム」という感じではなかったです。
わかりやすくその時代を象徴する聖歌は蒸発しちゃったんだ。
という意味でモグワイは面白かったということなのかもしれない。

余談ですが、80年代のマドンナ[border line]とシンディ・ローパー[time after time]
を聞き比べました。同じくらい80年代にうっとりした曲。
マドンナは笑っちゃうくらい古く感じるのですが、シンディは今でもじんわりきます。
この違いは何だ。
昨年初めて見たJOY DIVISIONが今でもカッコ良くて、
70年代の音楽だというのが奇跡のようでした。
時間の経過に耐えるものが、私も作れるように頑張りたい。

何はともあれ、テン年代は出会えるように、いろいろ見たいと思っています。
来週は声名+現代音楽のライブに行くつもりです(^^

おまけ:人生 ドラエモンに扮したピエール瀧。。彼は死ぬまでやって欲しい。
読経ライブ@YouTube


先日マキイマサルファインアーツで行われた、バンドウジロウの読経ライブから3曲ほど
YouTubeにアップしました。
上の映像はオリジナル曲の「inori part2」〜「偶像崇拝」のメドレーです。

ビデオの機材やソフトの扱いが不慣れで、アップまで少し時間がかかりましたが、
(アニメーション制作は独特で、裏技的な使い方でしたので、正攻法は未だ勉強不足、、)
今後映像も作品に取り入れることを密かに画策しているので、とにかく面倒臭がらず
やってみろ。ですね。

他2曲はこちらからご覧ください。
観音経
http://www.youtube.com/watch?v=rUbJvzmk5gM
般若心経
http://www.youtube.com/watch?v=nmzh6EFgfiM