斎藤ちさとのウェブログ CHISATO SAITO weblog
嗜好品としての『茶』を巡るあれこれからびじゅつを眺めてみる。

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食花カフェ@ギャラリー園 終了しました!

昨日ギャラリー園さんの園カフェで開催した食花イベント無事終了しました。
各回ほぼ満席となりたくさんの方に来ていただいて感謝です。
今回の私のミッションは、いけばなについての講釈と、食花をのせるプレートを
水平の掛け軸に見立てたビジュアル作り。
それと床の間に山水シリーズの小品を展示しました。


上記3点 photo by バンドウジロウ


今回のメニューは

ラムレーズンのチーズボール(+各自生花を立てる)

ピスタチオのヌガー

すみれのシフォンケーキ

ミモザ卵(+ミモザの砂糖漬け)

桜のゼリー

小菊の素揚げとレンコンのチップス

無花果のクッキー

花粉のクッキー


でした。



今後もゆるく続けられるといいなと思っています。



携帯常緑

携帯常緑a・b・c

今月22~24日に行われるアートフェア東京で、
国際フォーラムアートショップ・エキシビジョンスペースが企画している
「Za・Collection 玉響」に小品を出品します。

年明けにオブジェを作ってください!
とのリクエストを頂戴したのですが、ここのデレクターI女史とは10年くらい前から
一緒にお仕事する機会あるといいな。密かに思っていたので嬉しかったです。
オブジェや立体は未踏の領域ですが、ここらでチャレンジしておくのは
良いかもと思い、参加を決めたのですが、
やりとりをするうちにI女史のお母様が池坊流の教授で、
彼女も幼少からいけばなに親しんで育って准教授資格をお持ちということがわかり
にわかにテンション高まりました。
いけばなつながり!
ここ数年漠然と考えてきたことを何か肯定されたような気がして、
今回はいけばなの抛げ(なげ)いれという方法のオブジェ化を試みています。


タイトル:携帯常緑
素材:写真、造花、アクリル
2013年制作
サイズ:h25 w13〜20(可変) d7 cm

一昨年の福島原発事故から、人間と自然の関係を考えて
緑色の花を活けて写真を撮るようになりましたが、
この作品もその流れから着想しています。
いけばなの写真を造花が遮ってみずらいような、
写真よりフェイクのグリーンにフォーカスしていくような。

「オブジェ」だから基本パーツはレディメイドのものを使うことに拘りました。
こういう時、100円ショップのものが使えれば良いでしょうけど
(今的という面からもコスト面でも)
残念ながら使えるものがなかった。。
色もシックなグリーンものは少ないし、何より作りが大きすぎるのです。

そこで時間を見つけてはかっぱ橋やら
インテリアショップをちょこちょことまわって使えそうな造花やケースを買い集めて
作りました。
素材集めにも発見があり面白かったです。
乱暴な言い方すると、安物ほどカラフルで大ぶり。と言えるかも。

ケースが透明なのでリバーシブルになっています。
どちらが表かは特に決めていません。
アートフェア東京にいらっしゃる方は目にとめていただけましたら嬉しいです。

携帯常緑a・b・c(反対側)

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いけばなの会お品書きなど
 

昨日、ギャラリー園さんにて開催された

今回は
・いけばなの歴史
・志村みづえ作品の紹介
・志村みづえ食花+プチワークショップ

でした。
食花のお品書きは左からぐるっと

ラベンダーのキャラメル・桜のワインゼリー・ラムレーズンとココナッツのチーズボール花添え(パンジー、プリムラ、ホウセンカ・タイムなど)・無花果のケーキサクレ・
薔薇と苺のパトゥ・ド・フリュイの5種。

今回は会の趣旨が勉強会なので、スイーツに絞りましたが、
時間が平日の夜ということもあり
写真には写っていませんが桜のおむすびも志村さんが用意してくださいました。
また、ギャラリーの勝俣さんがバラのお茶を用意してくださって充実したメニュー
になりました。
食花の乗ったお盆は私のマルチペーパーをこのイベント用にアレンジしたもの。
食べた後、お土産に持って帰っていただきました。

今回の試みとしては
参加者の方に ココナッツのチーズボールに自分で花を立てていただくという
ミニワークショップ的な時間を作ったところ、いい感じ。


皆さん真剣!
今後ワークショップ的要素は必須と思いました。
私たち作家ですから当たり前か!

歴史の方は、花を装飾から思想を伴った芸術に昇華させた室町時代の池坊専応の口伝を
軸に話を組み立てました。
志村さん+私のコンビも前回よりヴァージョンアップできたと思います。
今回は私があらかた話をして、要所要所で志村さんに話を振る。
という形式にしたのは良かったかな。

日本文化にふれる勉強会の篠崎友亮さん、ギャラリー園の勝俣さん
参加してくださった皆様のおかげで
とても暖かい時間を作ることができました。
ありがとうございました!

おまけ:
↑しむらさんに打ち合わせの時いただいた食花プラン。かわいいので載せちゃいます!

あまったビオラとプリムラでゼリーを試作w(注、拙作にて改良の余地あり)


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山水のような花

今年活ける花の色は緑とモノクロを基調にすることは決めたのですが、
形は池坊流が発祥の「立て花」の形式を踏まえながら別の展開ができないかと
考えていました。

中国の山水画が用いている三遠の遠近法が応用できないかと探っています。
・見上げる視点の高遠
・奥行きを表す深遠
・見下ろしつつ広がる視点の平遠

むぎゅっ、と。そういった視点を盛り込めないものかと考えています。


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緑の花
 

緑の庭のような緑の花。です。
器はうっちーこと旧友の内山朋子さんの作。
写真じゃわからないのだけど内側がコバルトグリーンでとても気に入ってます。

(昨日の続き)
思えば、自然を引き込んだ建築はフランク・ロイド・ライトの「落水荘」
がありました。
滝岩を家の中に入れていて、家の真下が滝壺という。。。乙です。
「落水荘」の読み方。らくすいそう なのか おちみずそう なのかいつも迷います。
原文は英語ですからどっちでも良さそうですが。

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2012年の花

いけばなについていろいろ知りたい!
と思うと花の知識だけではだめで、
室町時代に将軍のお座敷でお茶や水墨画やお香などど供に発展して鑑賞される
ようになったので、その文化的な背景全般・文化を担ってきた仏教についても
知らねばならず、なかなか一足飛びとはいきません。

室町時代に成立した庭園の形式・枯山水には色とりどりの花畑がありません。
昭和の建築史家の太田博太郎博士が、
庭に花がなくなったので、床の間に花をいけて鑑賞するようになったと考える。
と書いています。

私はこの事についてずっと考え続けているのですが、
一昨年見た、建築家石上純也さんの模型をふと思い出しました。
その模型は、小川の流れる野原の部分をガラスで囲っているだけのものですが
、何故かとても心に残るものでした。
建築は人間を自然から隔離する装置として始まっているのだけど、
建築はそれをひっくり返して建築内に自然を引き込む。というような
旨がキャプションにあったと記憶しています。

ふと、今年は石上さんの模型に呼応するような花がいけたいと思いました。

昨年からの原発事故で日本中に放射能が降り今も放出され続けていますが、
特に土のある所は線量が高く危険な場所が多く見つかっています。
緑豊かな場所ほど目に見えない危険があるという、今まで経験しなかった事態です。
そんな事も合わさって、今年活けたいと思うのは緑豊かな自然を想起させるような
、人と自然について考えることが出来るような花。

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寒中お見舞いの花。

ここ数日、元上司女史の3回忌と最近親しくしてくださっていた近所の方の訃報が
重なりました。
昨年は東北でも大勢の方が亡くなったし、
2012年最初の花は喪に服する気持ちで活けました。

 

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夏を惜しむ/秋を告げる花

夏の花と秋の花の混成です。
昨日、新首相決定の影で
原発の作業員の方が急性白血病で亡くなったとのニュースがありました。
放射線との関係は不明。とかなんとかの相変わらずなコメント。
もしかしたら、もうすでにたくさんのたくさんの方が亡くなっているかもしれない。
作業してくださってありがとうございました。という気持ちです。

花のメンテナンスの基本は水を新鮮に保つこと。
水が腐れば花も腐ります。
人間も同じですが、知恵は絞るしデータを蓄積すれば後の世代に残せるはず。
二度と使ってほしくないデータですが。

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命日の花


震災以降、実はずっと花をいける気になりませんでした。
たくさんの方が亡くなったし、原発事故もあり、大地も食べ物も汚染され続けており
、気をつけていてもある程度は私たちはそれを口に入れる覚悟が必要に
なっています。
生きることについて、命について、考える機会が格段に増える日々。
いけばなには殺生という面がありますので。
(殺しつつ生かすというのが奥義なのですが)
それでも向き合うのに体勢を整える必要がありました。

早いもので父が亡くなって今日で一年。
最初の命日ということもありひと区切りです。
久しぶりの解禁。というか強制再起動というべきか。


20年前に他界した祖父が実家の庭に残したギボウシが
ちょうど咲き出したので、父が好きだったトルコ桔梗など
を加えて、祖母の形見のボヘミアングラスの花器に
いけてみました。


花をいける時は鬼籍に入った人のことを想います。
普段、花をいける時は花の師匠だった祖母(10年前に他界)
に「このかたちどう?」と心で相談しながらです。

年明けは昔の上司、山口さんの命日に、彼女が好きだった薔薇の花を
お墓に添えにいきました。
今もバラの花をみると彼女のことを思います。

花は常に鬼籍に入った人とこの世を繋いでくれる存在。


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花を食べるいけばなの会終了
前菜:ラム・レーズンとココナッツのチーズボール

昨夜M7(えむなな)で行われた「花を食べるいけばなの会」 反省は山のようにあるものの
、参加してくださった方皆様に助けていただいてなんとか終了いたしました。
本当にこういうイベントはいろいろな方の力をお借りしてなんとかできるのだなぁ。
と一夜明けて改めて感謝しています。

ありがとうございました。

菜の花の生春巻き

ふきのとうの天ぷら

子羊のプルミエール(生地の中にハーブ)

チューリップのクスクス


それから、デザートで桜のゼリーが出たのですが、写真撮りそびれです。
スミマセン。。