試作や思索 ただのさえずり

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個展のお知らせ


銀座に戦前から建つ奥野ビル5階Gallery Camelliaにて新作「なみとα」を展示いたします。

一年ほど前、持病の手術のため入院中に差し入れられた本にあった一文、

「地震は横に揺れるものにあらず 波の打つように うねるもの也」

江戸後期に伊予大洲藩の医師 谷村元純甫(たにむらがんみんじゅんほ)が残した日記の言葉を
手がかりに、久しぶりに筆を持って描いたイメージを版画と映像に仕立てます。

ご高覧いただけましたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

なみとα
会期:2019年11月12(火)―11月24日(日)  12:00-19:00 最終日は17:00まで
11/18月曜休廊
会場:Gallery Camellia / ギャラリーカメリア
住所:104-0061 中央区銀座1-9-8 奥野ビル502号室

東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅
10番出口 徒歩1分
東京メトロ銀座線・日比谷線・丸の内線 銀座駅
A13番出口 徒歩5分

info@gallerycamellia.jp
https://www.gallerycamellia.jp
TOKYO ART BOOK FAIR2019参加しました



手と花(テトカ)さんのチームに入れて頂いたことで参加できた
TOKYO ART BOOK FAIR2019無事終了しました。
今回はgeppei(バンドウジロウ+斎藤ちさと)としての参加で
私たちの幅が35cmということでバンドウが箱や板を工夫して、
展示台を誂えてくれました。

2012年のフェアには夫のサポートで参加しましたが、自作で参加するのは初めて。
7年前と比べると、国内のブースはめちゃくちゃな造本(褒めてます)がなりを潜め、
蛍光色や特殊印刷を多用したオシャレなデザインが多く良くも悪くも産業化を感じました。
海外からの作家はモノクロではっきりとしたコンセプトを打ち出してきてる
ところが多かった印象です。
今後、自分が作るべき方向について改めて考えることが出来て良い経験でした。


TOKYO ART BOOK FAIR2019に参加します


今週末12(金曜)〜15(月・祝)に東京都現代美術館で開催されるTOKYO ART BOOK FAIR2019
手と花さんのブースにgeppei(斎藤ちさと+バンドウジロウ)が参加いたします。
ブース番号はA-057です!!

私は2017年制作のzine『ドコデモ山居』とTシャツ『煩悩の流し方』を販売します。
私は14(日)15(月・祝)お店におります。

zine『山居』(税込2000円)


Tシャツ『煩悩の流し方』(税込2500円)

Tシャツは12,13日は白地に黒文字のみの販売、14,15日は全色販売します。
サイズはL,M,S,Woman L,Woman Mで白地に金はWomanサイズのみ。
Tシャツは少部数の制作になりましたが、初の試みです。

どちらも「茶」を仏教的な視点で今一度読み直す試みシリーズでして、
30代初めに通った座禅の茶礼、2015年に通った茶道と働き始めた茶屋で得た知見。。
そんなこんなの紆余曲折を経てこれからも展開できればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします!
『いけ花文化研究』に寄稿しました




このブログがご縁になり国際いけ花学会の学会誌『いけ花文化研究』に
短いエッセイを寄稿しました。
原稿を送ってから一年半。もう出ないのかな??と思っていた先日手元に届きました。
生け花の歴史の英語表記があったり、池坊専応の記事があったりと
個人的にも興味を持ち続けてきた内容の論文がたくさん読めて単純に嬉しく、
また半生を花と美術の間をふらふらと生きて過ごした者として感慨深いです。
(ここ数年はそれに「茶」が加わりました)


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花を透かせて世界を見ること


私たち人類、人がホモサピエンスになる以前から、歴史の片隅にはいつも花があった。
岡倉天心は『茶の本』の中でこう書いている。

  原始時代の人はその恋人に初めて花輪を捧げると、それによって獣性を脱した。
  彼はこうして、粗野な自然の必要を超越して人間らしくなった。

花を媒介に獣は人間になったのだと。
古来より花は人間の生活を彩り装飾してきたが、一方で人間は花を自身の鏡のような存在として捉えて接した。
例えば、17世紀のオランダ絵画にヴァニタスというジャンルがあり、人間の存在の儚さを戒める意味を持っていて、
切り花の美しさが有限であることから、花を描いたものも多くがこれに含まれる。
日本では室町時代にいけばなの前進である立花の口伝を残している池坊専応が、
花瓶に満たした少量の水と数種数本の花木により、江山の絶景に劣らない眺めをあらわし、
かつ人として生きる術やおのれを探る拠り所とした。
その精神は時代を経て20世紀、

  花は、いけたら、花でなくなるのだ。いけたら、花は、人になるのだ。

勅使河原蒼風の言葉に受け継がれた。と捉えている。
いけられたら人になる花。この言葉を如何に受け止め展開させるか。
21世紀以降の課題として心に留めている。
ところで昨冬は暖冬であった。地球温暖化が叫ばれて久しく、ここ数年の夏の異常な暑さは尋常でない。
対して冬は緩い年もあれば凍えて水道管が破裂した年もあり、実は寒冷化しているのではと思うことすらある。
しかし昨冬から春にかけて庭に咲く花を通して、やはり温暖化かとため息をついた。
例年、友人から譲られたクリスマスローズの株が2月中頃から咲き始め、3月中旬に満開になる。
3月はその咲いた花々を写真作品のモチーフにして撮影している。
それが今年は2月中旬に咲いてしまったので予定が狂って少し慌てた。

同じ花でも毎年少しずつ違っていて、またこちらも心理や環境に変化があり、花と人の関係も微妙に変わる。
天候も同じではないので、撮影時の光の状態も違い、毎回が一期一会の表現となる。
この春、花が早く咲いたのは、地球の事情が変わってきたのだから仕方がない。
早く咲いた花から世界や地球の様相が透けて見えた。
身近に生きる花を通して世界を見ること。人間はあらゆるものとの関係から存在する。


斎藤ちさと


斎藤ちさと(美術家)
1971年 東京都生まれ
1996年 女子美術大学大学院修士課程美術研究科版画研究領域修了
2007年より東京農業大学農学部非常勤講師

仏教と素粒子論に共通する「世界は点や粒で出来ている」という考えにインスパイアされ、
粒や点を通して世界を見るための写真・映像・インスタレーション・本などを制作している。
個展やグループ展、アートプロジェクトなどで発表。生け花や茶の湯にヒントを得たイベントも行っている。


JUGEMテーマ:

Happy New Year!




あけましておめでとうございます。
昨年は秋に手術があったり、思うように動けずもどかしい思いもしましたが
自分の身体と初めて向き合ったと言える経験でしたし、(不義理もしてすみません)
年末最後の最後に若い人に混じって展示に参加できたことで、初心を思い出させられたり
水面下で学ぶことの多い年だったように思います。

今年は少しリフレッシュというか、断続的に作ってきた動画の続編を作るつもりです。
カメラの直接触れない感覚も好きですが、筆を持つと身体の芯が落ち着くのは何故でしょうか。
お絵かき上手じゃないし、描けなくて呆然とするのですけどね。
死の淵を覗いたような経験もあり、なんというか出来ることは全部駆使してやろうじゃないか。
という心境です。
本年もよろしくお願いいたします。

ART×しゃべる展覧会「同じ窓からー違う景色の向こう側」



大和市「対話による美術鑑賞」授業のサポートをする<やまとアートシャベル>
の展覧会に本日より24(火曜)まで参加しています。
https://yamato-bunka.jp/hall/2018/003405.html
<やまとアートシャベル>はNPO ARDAさんが運営されており、今回女子美術大学生の
展覧会ですが、私は卒業生として参加させていただきました。
現役と学生さんとがっつりご一緒するのは初めてのことでなかなか新鮮な経験をさせて
いただいてます。

どうぞよろしくお願いいたします。
rising